出版社内容情報
次巻完結! 物語はクライマックスへ!
ゼルイークの退位が迫る中、魔王イゴーゼルの気配が消えた! エリアルダは魔法非常事態宣言を出し、ゼルイークの退位は一時保留。そして調査のため魔界に消えた恋人を追い、エルレインも魔界へ!?
内容説明
エルレインと同じ時を生きるため、魔法使いをやめる決意を表明したゼルイーク。ところが、退位の時期が迫る中、魔王イゴーゼルの気配が消えた!それは、魔法王国エリアルダの守護が消えたことを意味した。王は魔法非常事態宣言を出し、ゼルイークの退位問題は一時保留となってしまう。そして、原因を探るため魔界へ行った恋人を追い、エルレインも魔界へ向かい!?物語はついに佳境へ。
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
11月20日、埼玉県生まれ。『月虹のラーナ』で1991年下期コバルト・ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかづき
6
着地…どこに? どこへ? どうやって!? 割れた湖よりもよっぽど修復不可能に見えますが! 個人的には「さよなら魔法使い」に次いで動揺した巻でした。表紙のゼルイークの目は赤いわ(背景の赤さ好きだ!)、エルレインと緑色は泣いてるわ。サブタイトルから予想はつくにしても、これは、もう…。幸せまでほんのちょっとだったけれど、ゼルイークがいうとおり、「あとで起きたこと」だったら全部取り返しがつかなくなっていたんだよな…。最終巻は『花嫁』ということで、どうか「めでたしめでたし」になりますように。2011/12/29
Stella
5
ここで引くか! 100年後が「ダナーク魔法村」なのはわかっているので「魔法がなくなっていく」展開は予想通りではあるんだが、それにしても「今度は戦争だ」展開とは。2012/01/22
しゃちおおかみ
5
ゼルの先行きも気になるけれど、出征したアレクシーも気になる・・・ただじゃすまないとかはもういらないから!。はやく安心したい・・・『恵みの環の花嫁』って、額面通りのちゃんと「花嫁」?、安心できる結末なんだろうか?と、このカップル並みに疑ってしまう。連続刊行完結っていうのは読者に優しいけれど本編の結末も読者に?優しくお願いします。あ、エルゼラスがダナークまでどうなるのか、とかもわかるかな?。2012/01/04
水無月@更新停滞気味
5
うわぁぁ…。この一言に尽きる。最後まで読んで前半読み返すと、ゼルイークの退位もリオとアレクセルの進展も巻末小話でさえ色あせて見えるというか。如何に儚い幸せだったのかと。後半はひたすら先の見えない不安と焦燥で占められていた中、エルレインが王族として毅然としていたのがよかった。エルゼラスも魔王の務めを果たしてたし。どう決着がつくのかわからないけど、「まるで、おとぎ話の最後みたいですね」「『そして誰もが幸せにくらしました』?」次巻、二人のこの会話が実現していますように。てかそれ以外の結末は認めない…!2011/12/27
aU
3
ぎゃあああ。続きが来月でよかった…2012/01/03