出版社内容情報
隠されていた王子の悲壮な宿命とは!?
婚約解消が認められず、エリアルダ滞在中のエルレイン。そんな折、本来弱いはずのアレクセルの魔力が増大を始めた。それは彼の「コイズ」の宿命によるものだった。「コイズ」の意味するものとは!?
内容説明
エリアルダの王孫子アレクセルの魔力が増大し始めた。原因は彼の持つ“コイズ”の宿命。その宿命を持つ者は、王家や国の危機に際し魔力の塊となり、自我が焼き尽くされるという。婚約者の秘められた宿命にエルレインの心は乱れる。そして王家に迫る危機とは!?そんな折、エルレインの祖国オーデットで、“国守り”制度を復活させ、その任にエルレインをつけようという機運が盛り上がり―。
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
11月20日、埼玉県生まれ。『月虹のラーナ』で1991年下期コバルト・ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゃちおおかみ
7
自分としては、本気のいちゃいちゃにはつい「鳥肌っ(キモっ)」っとなってしまうエルレインにとても親近感を覚えます。アレクセル殿下はやっぱりまだまだエルレインの事を好きなんだね・・・。次のお妃候補があの娘、というのも度肝だったけれど、いきなりリオよりもちゃんと「気付いて」からそこに落ち着く方がやっぱり楽しみだし~、とそれをすごく期待してます。いや~しかし、殿下のコイズ化の理由は・・・二度目はすぐなのかな~、ゼルの眠りも怖いし、ちっとも安心できない(笑)。2011/03/01
栞奈
5
アレクセルのコイズ化がその身に迫ってきて、アレクセルをどうにかして助けようとする巻。なんていうか、アレクセルとエルレインが結ばれたら良かったのになあと思ってしまった。エルレインはアレクセルのお馬鹿さに救われているだろうしでいい夫婦になれたのではといまさら思ってしまう。2015/02/23
みかづき
4
表紙の殿下のケーキの食べ方が可愛すぎる。人間バージョンをようやくカラーで拝めた……! 起こった出来事のわりにはあっさり落ち着いた感じだけど、根本は何も片付いていませんね。アレクセルの株は本当に下がりませんな。しかしこうコイズを連呼させると、ギャラントがいったいどういう立ち位置だったのがいまだに気になってしまう。あと『鳥籠の王子とお掃除係』が読みたいです。2011/03/03
ぬこっこ
3
殿下っていい人の見本みたいな人だな…。別ルートでエルレインとの結婚とかさせてあげたい。そして予想外だったのがイの王。何このお父さんwwかわいいwww息子が心配なのは分かるけど、そんなにヘタレを連発しないであげてww2011/07/22
百合
3
ゼルイークに向かって怒鳴り散らすアレクセルに、「へー、やればできるじゃん!」と妙な感動を覚えた。(笑)それにしても緑になった時に見える世界ってどんなだろう?気になる!2011/05/16