内容説明
西の大国シャンシュンの王、リク・ミギャの秘密を守るため、謎めいた間諜セムジェンが翠蘭に刃を向けた…!ジスンの助太刀により翠蘭が命拾いをしたちょうどそのころ、吐蕃の軍勢はシャンシュン攻略を進めていて…!?シャンシュンの民を守るため、リク・ミギャが下した決断とは?個々人の思惑が錯綜するなかで、シャンシュンの大地は血に染められていく…。戦火をかいくぐって翠蘭は。
著者等紹介
毛利志生子[モウリシウコ]
11月7日生まれ。広島県在住。龍谷大学文学部卒業後、生花の専門学校、トリマー専門学校を卒業。『カナリア・ファイル~金蚕蠱~』で’97年度ロマン大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しるるん
7
シャンシュン編がついに完結。翠蘭拉致されまくりだろう!と何度も突っ込んだ(^^;; 2017/11/09
シュウ
5
シャンシュン編は完結。リク・ミギャ王は正統に王位につけていたら、シャンシュンは良い国になっていたかもしれない。こんな混乱に国を陥れることにもならなかったかもしれない。シャンシュンはまだ問題は残ったまま。リク・ミギャやセーマルカルの今後がどうなっていくのか気になる。2015/10/24
ミカ
5
シャンシュン編完結。翠蘭がヒーローだった!でもやっぱヒロインだった!いろいろ大変だったけどとりあえず決着。暴走する翠蘭を追いかけるガルが楽しい。2012/07/14
さり
3
生きてるのが不思議なくらい毎回さらわれる翠蘭。シャシュン編に区切りついたけどまだ帰れそうにないなぁ……・。いつも以上に誰が誰だか!な展開だったけどでも面白いというのはやっぱりすごい。2009/07/02
みかづき
2
シャンシュン編完結。いまさらだけどシャンシュンって響きが好き。ヤルルン、タクポ、コンポはかわいいと思う。ここのところ謀反による混乱つづきだったけれど、ここに来て開戦。血まみれの巻でした。有能な将が自軍の兵に敗軍・敗戦国への略奪を禁じる、っていうのはフィクションではよくあるけど、報酬として略奪を当然のこととして許す吐蕃のやり方も、文化を感じて興味深かった。戦ということで戦神リジムの不在が身にしみたけれど、翠蘭は無理に武人になろうとしない、いい女性で王妃だなと思った。2012/04/03