内容説明
闇の一族・天望の末裔として生まれながら、実の母に命を狙われる少女・羽月。彼女は、壮絶な逃亡の末、故郷である離空へと帰ってきた。離空を取り囲む暗い森の中にたどり着いた彼女だったが、それを感じ取った母・鶸子と桜間家の当主・儀恵は、それぞれ配下の者を森へ降ろす―。一方は羽月を始末するために、もう一方は彼女を保護するために。そして、先に羽月を見つけ出したのは…。
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
1972年11月20日、埼玉県生まれ。『月虹のラーナ』で1991年下期コバルト・ノベル大賞受賞
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