感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
2
幼少期に読んだことがなかったので。狼王ロボを始め、跑く足マスタング、灰色熊ワーブなどを収録。「人間の習性について素描するより偉人の生涯を描く方がよほど有益」という前文が、動物の偉人伝であるこの動物記を象徴する一言であり、何より印象的だった。アメリカ付近の広大な大自然で繰り広げられる、人間を含んだ動物同士のすさまじい知恵と本能の凌ぎ合い。可愛らしい描写もあるが「可愛い」「可哀想」など言ってられない命の対話を見た思い。原著由来の挿絵や図版が多く、海外本にしては和訳も親切な良書だった。2019/04/24
天茶
0
★★★★★2020/01/31