著者等紹介
サトシン[サトシン]
1962年生まれ。広告制作会社勤務、専業主夫、フリーのコピーライターを経て絵本作家に。新しいコミュニケーション遊び「おてて絵本」を発案、普及活動にも力を入れている。大垣女子短期大学客員教授
羽尻利門[ハジリトシカド]
1980年生まれ。児童書の挿絵を中心に活動。『夏がきた』(あすなろ書房)が「MOE絵本屋さん大賞2017」や「平成29年度厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財推薦作品」に選出されるなど高い評価を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
大人がどうしても言いたいこと。そう、この本はちょっと迷っている大人が読んだらいいんじゃないのかな…と思えました。娘さんは興味を示さずじまいでした。2020/02/09
anne@灯れ松明の火
24
子どもの頃、「大人になんかなりたくない」と思ったことは、誰にでもあると思う。大人になった今、「子どもはいいなあ」と思うことも。でも、大人になったからこそ、大人の良さも知っている。人生の先輩の大人として迷う子どもたちに、手渡してあげたい一冊。きっと、大人になることが楽しみになるはず。「だいすき」なだけでなく、「じぶんに むいて」いることが大切という言葉がリアルでいいな。羽尻さんの描きこまれた絵が素敵! ワクワクする。サトシンさんがいたるところにいて、笑える♪ #おとなからきみへ#NetGalleyJP2021/10/31
ヒラP@ehon.gohon
22
なぜかにぎやかでお祭りのような絵本だなと思ったら、この絵本はCDの付録だったことに納得しました。 大人になることに不安をもつ子どもに、なんとも軽快なメッセージが歌われます。 ここまで大人を肯定的に伝えられるパワーには圧倒されましたが、何より自分の成長に前向きになって欲しいという、気持ちが伝わってきました。 先ずは大人が納得する必要があるかもしれませんね。2022/02/04
昼夜
18
「おとなっておもしろい おとなだからおもしろい おとなこそおもしろい そんなことおとなになってしったんだ」「おとななんかぜんぜんつまらないよ おとななんかぜったいなりたくないよ」このフレーズを読んでまだまだ自分は子どもで大人になりきれてないでも、社会ではいつまでもこどもではいられないからこの立ち位置が辛くて苦しいんだなって大人を楽しめるようになりたいと思いました。2021/09/23
バニラ風味
17
おとなから子どものきみへ。大人になるのって不安だと思うけど、こんなにいいことがあるよ。おもしろいんだよ。昔は子どもだった自分が、大人になったからこそ、言えるんだけどね、いう絵本。絵がとてもいいな、と思いました。確かに今の世の中、大人になることに不安に感じる子どもが、いるかも。でも、いやでも大人になってしまうんだよね。私は「大人になることの魅力」だけでなく、大人になる過程で、努力したり、がまんしたり、世の中のルールを守って大人になっていくことが大切、ということを、もっと盛り込んでもらいたかった気もしました。2019/06/19