2022年のモスクワで、反戦を訴える

個数:
電子版価格
¥1,815
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

2022年のモスクワで、反戦を訴える

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月20日 22時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065359051
  • NDC分類 986
  • Cコード C0036

出版社内容情報

彼女を大胆な行動に駆り立てた理由とは?
周囲の沈黙と冷笑の中、すべてを失いながら自らの良心に従いながら一人で行動し、自由を勝ち取った女性の手記。

ロシアのウクライナ侵攻後まもない2022年3月14日。モスクワの政府系テレビ局・チャンネル1のニュース番組中にスタジオに乱入し、反戦ポスターを掲げた女性。この映像は瞬く間に全世界に配信され、一躍時の人となったマリーナ・オフシャンニコワ。
しかし彼女の行動は、欧米での賞賛の一方、母親はじめ国内の多数派からは「裏切者」のレッテルを張られ、激しいバッシングの対象に。

同局のニュース編集者として何不自由ない暮らしをしていた彼女をこの行動に駆り立てた理由とは?
そして、彼女の周辺のメディア関係者は、ごく少数の支援者の強まる言論統制のなかでどのような行動をとっていたのか?
反戦行動後、逮捕・失職・親権制限・自宅軟禁など、次々とやってくる逆境。
最終的には娘を連れて決死の国外脱出に成功するまでの激動の7ヵ月間を描く。

内容説明

自国のウクライナ侵攻後、彼女は一人で行動を起こした。世界を驚かせたニュース番組への乱入から決死の国外脱出を果たすまでの女性の手記。自らの良心に従った6秒の反戦行動の結果、極限状態の7ヵ月が始まった。

目次

抗議は自殺と同じようなものだ―二〇二二年三月一四日、モスクワ
誰のために働いているのか?
未来のロシアからの訪問者
ウクライナ侵攻は二月一六日だ―二〇二二年二月一六日、モスクワ
戦争―それはプーチンの致命的過ちだ―二〇二二年二月二一日~二四日
善の側にとどまれ―二〇二二年二月二八日
グローズヌイからの難民少女―一九八四年~九四年、グローズヌイ
イギリスのスパイか裏切者か―二〇二二年三月二〇日
FSBの監視のもとで
ジャーナリズム、それはユニークな職業―一九九六年~二〇〇二年、クラスノダル
身内のプライベートクラブ―二〇〇二年~二一年、モスクワ
プロパガンダ工場
新しい仕事―二〇二二年四月
情報戦―二〇二二年四月、キシナウ(モルドヴァ)
絶対的悪は世界を支配してはならない―二〇二二年五月、ベルリン
自由フォーラム―二〇二二年五月二四日~二七日、オスロ
開かれなかった記者会見―二〇二二年五月二八日~六月二日、ウクライナ
バッシング―二〇二二年六月、ベルリン
ロシアへの帰国―二〇二二年七月、モスクワ
拘束
監獄の夜―二〇二二年八月一一日、ペトロフカ留置場、モスクワ
家族のドラマ
脱出

著者等紹介

オフシャンニコワ,マリーナ[オフシャンニコワ,マリーナ] [Ovsyannikova,Marina]
1978年、ロシア人の母とウクライナ人の父の間に生まれる。生後まもなく父親は死亡。母親の仕事の関係でチェチェンのグローズヌイに6歳から16歳まで住んでいたが、94年の第1次チェチェン紛争により難民となる。大学卒業後、地方テレビ局の記者およびニュースキャスターとして働き、2003年以降は第1チャンネルでニュース編集者として活動。ロシアのウクライナ侵攻後の2022年3月14日、ニュース番組の生放送中に反戦ポスターを掲げて乱入、彼女の抗議は全国的なスキャンダルと世界的な反響を巻き起こした。彼女は告発され自宅軟禁されるも、娘を連れて国外脱出。その後、ロシアの裁判所は彼女に対し欠席裁判で「ロシア軍に関する虚偽の情報を拡散した罪」で8年6ヵ月の懲役刑を下す

武隈喜一[タケクマキイチ]
1957年、東京都生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科、東京大学文学部露西亜文学科卒業後、出版社、外国通信社を経てテレビ朝日入社。1994~99年モスクワ支局長、2012~13年北海道大学スラブ研究センター客員教授、16~21年、テレビ朝日アメリカ社長

片岡静[カタオカシズカ]
英語、フランス語、ロシア語などの翻訳・通訳者で、複数言語の比較チェッカーもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読家 護る会支持!

4
ロシア国民に偽りの情報を流し続け、ウクライナへの敵対心をあおるロシアメディア。 テレビ局に勤務する著者マリーナ・オフシャンニコワさんは、2022年3月14日、モスクワのテレビ放送局第一チャンネルのスタジオで生放送中に、MCの後ろで「ウクライナ戦争反対」の紙を広げ、プーチンへの抗議を行なった。。。 日本でもロシアのウソ情報を信じ込んでいるジャーナリストがいるくらいロシアの情報操作は巧妙である。 本書によると、ロシア国民のほとんどが、本気でウクライナは悪で、ロシアは正義の戦争をしていると信じているようだ。 2024/10/15

Oki

4
ほとんどヒットラーと見分けがつかないような人物が今の世に出現して、それがどのように世界に害毒をまき散らしているかが、臨場感をもってせまってくる。 今の人類のNo1の課題は、プーチンや金正恩のような強欲で、殺人や盗みや嘘に対する敷居がとつもなく低い人類個が権力をもたないようにすることだと思った。2024/06/23

KocmocKocma

1
チャンネル1のニュース番組中にスタジオに乱入、反戦ポスターを掲げたニュース編集者、マリーナ・オフシャンニコワ。何がこの行動に駆り立てたのか。 この人やら『母、アンナ』のヴェーラ・ポリトコフスカヤやらアルトゥール・スモリヤニノフ(徒歩でラトヴィアへの国境越えした人気俳優)やら結局国外に逃れたのだが、レニングラード封鎖生存者でありペテルブルグで自作の絵を掲げ反戦反政権のスタンディングを続けるアーティスト、エレーナ・オシポワさんら国内で抵抗を続ける方たちの現況が気になる。「小さなピケ」の中の人とか。2024/06/10

takao

1
ふむ2024/07/19

アカショウビン

0
筆者の事件(報道)は記憶にある。ロシアにもこんな人がいるのか、と思った。主張としては分かりやすく、本が出たということは西側へ亡命したということで、内容には期待していなかった。しかしたいへん興味深い中身だった。テレビ局は、少数のプーチン支持のイデオロギー派とカネのための多数のシニカル派。そんな中、戦争で子供が殺され我慢ナラン!と当たり前のことを叫んだわけだ。家族は分解していく。ロシア国内で弾圧され、ウクライナでもスパイとされる。ハイブリッド戦争に巻き込まれるのだ。監獄そして脱出の展開はエキサイティングだ。2024/09/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21883224
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品