講談社学術文庫<br> 日本仏教再入門

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講談社学術文庫
日本仏教再入門

  • 末木 文美士【編著】
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  • 講談社(2024/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065299586
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報

昨今、仏教研究は進展を見せ、従来の常識は大きく書き換えられつつある。
「日本仏教」とは何かから説き起こし、古代から中世の仏教の思想と歴史の流れを、聖徳太子・空海・法然・親鸞・道元・日蓮などをキーに解き明かしていきます。
そして、明治維新以降、西洋の文明に触れて大きな変貌を遂げた日本仏教が、日本の近代社会の中で果たしてきた役割を改めて問い直します。廃仏毀釈に始まり、日清・日露戦争を経て、大正デモクラシー、日中戦争から第二次世界対戦を経験する中で、仏教は重要な位置を占めています。戦後復興、そして大震災などに対して、実践としての仏教があらためて登場しつつある現状の意味を問うていきます。
また、日本仏教の深層にある思想的、歴史的な背景を読み解いていきます。葬式仏教にどのような意味があり、どのような思想を背景にしているのか。日本仏教のおおきな特色となっている「大乗仏教」の起源を探ります。また神と仏の関係を、中世の神仏習合に遡って、読み解き、仏教が日本の思想や哲学に与えた影響を検証していきます。
本書を読めば、日本仏教の思想と歴史の概観と肝要なポイントがすべてわかる、格好の入門書です。

*本書は、『日本仏教を捉え直す』(放送大学教育振興会)を底本に、大幅な加筆(第二章 1最澄の生涯と思想)と改稿をし、改題しました。

【目次】
はじめに 「日本仏教」という問題
第一章 仏教の展開と日本 序説
第二章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1
第三章 空海と最澄 日本仏教の思想2(頼住光子)
第四章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3
第五章 道元と禅思想 日本仏教の思想4
第六章 日蓮と法華思想 日本仏教の思想5
第七章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1
第八章 近代仏教の形成 近代の仏教2
第九章 グローバル化する仏教 近代の仏教3
第十章 社会活動する仏教 近代の仏教4
第十一章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1
第十二章 葬式仏教 日本仏教の深層2
第十三章 神仏の関係 日本仏教の深層3
第十四章 見えざる世界 日本仏教の深層4
第十五章 日本仏教の可能性 まとめ
学術文庫版あとがき

内容説明

「日本仏教」とは何か?古代から中世の仏教思想と歴史を、聖徳太子、空海、法然、親鸞、道元、日蓮などを紹介しつつ解説する。明治維新以降、廃仏毀釈、日清・日露戦争、大正デモクラシー、第二次世界大戦を経る中で、仏教はどう変貌したのか?戒律、神仏習合、葬式仏教などのテーマも含め、日本仏教の重要ポイントが一冊でわかる究極の入門書。

目次

第1章 仏教の展開と日本 序説
第2章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1
第3章 最澄と空海 日本仏教の思想2
第4章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3
第5章 道元と禅思想 日本仏教の思想4
第6章 日蓮と法華信仰 日本仏教の思想5
第7章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1
第8章 近代仏教の形成 近代の仏教2
第9章 グローバル化する仏教 近代の仏教3
第10章 社会活動する仏教 近代の仏教4
第11章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1
第12章 葬式仏教 日本仏教の深層2
第13章 神仏の関係 日本仏教の深層3
第14章 見えざる世界 日本仏教の深層4
第15章 日本仏教の可能性 まとめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greeneggs

3
仏教について、日本仏教について、神道との関わりなど身近になんとなく慣例に従ってやってきたことを体系的に説明してもらえた。「グローバル化したZENが本来の禅とは異なったもの」「神道は慶事に関わり、仏教は凶事に関わるという分業の定着」「宗教という言葉のニュアンスが実際の日本人の持つ宗教性を適切に反映していない」年末年始を前に興味深く読めた。2024/12/10

かずい

3
日本に6世紀に仏教が朝鮮半島から入ってきて、現代に至までの日本仏教の存在役割をわかりやすく解説している。神道と仏教が日本で共存できた理由として、慶事の神道、凶事の仏教と棲み分けができ、家の仏教、共同体の神道が生活に定着した。法華経主義の日蓮宗が国家主義的仏教の色彩が強くなった理由がわかり、戦前の軍国主義でも軍人に支持があったのがわかる。仏教というのは、葬式仏教のイメージが強いが、本来はいかに生きるかという生の哲学であるが、同時に死の哲学としても評価を考えると著者は締めている。2024/06/02

さな

1
放送大学の印刷教材を改版したもので、元の授業「日本仏教を捉え直す」はラジオ授業で聴いていた。今回授業が閉講になって代わりに改版が出ると聞いて読んでみることにした。 なんとなく付き合ってきている仏教について、3人の専門家が網羅的にその歴史や日本文化に与えている影響について述べており、かなり細かい記述もある。一方で3人で執筆しているので少し内容がかぶるところもある。親鸞について書かれた章は難解。葬式仏教や神道と関わりについての内容は大いに参考になった。2024/12/04

飯田橋

0
日本人にとって仏教は切っても切れない存在。だからこそこの本を読むべきなのだと。仏教は倫理学や社会学や歴史学など様々なアプローチができて面白い。2025/05/09

山崎 邦規

0
日本の仏教を体系的に理解できるように、歴史的経緯や議論になる問題を含め、説明している。私は仏教に帰依する熱情はないが、日本で暮らす中で、仏教と関わる出来事が漠然と意識されもするので、それが明確な言葉で表されると痛快である。供養や悟りや輪廻転生や煩悩など、これらが深刻な問題のように差し迫ることはなく、日々の雑事に忙殺されがちな私にとって、むしろ西洋哲学の論理や儒教の現実性が関心の的だが、何となく仏教の慈悲は柔らかい感じがして、棄却できないとも思う。難解な理屈は追わないが、共生すべき人々だとも感じる。2024/07/18

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