講談社文庫<br> 5と3/4時間目の授業

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講談社文庫
5と3/4時間目の授業

  • 高橋 源一郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 160p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065268100
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。
「ぼくは、先生の役割って、一つの狭い常識のなかで生きている人に、そうじゃないよと教えてくれて、でも、その答えは自分で見つけなさいよ、といってくれることだと思います。」(本書より)

〈目次より〉
1日目・たぶん、読んじゃいなよ!
カリキュラムにはのらない授業/ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか/想像力を生む場所/「絶対にありえないこと」を疑ってみる/自分で探さなければ、先生には出会えない/「自殺をしてもいいのか?」―鶴見俊輔さんの答え/正解が見つからない問いに、どう答えるか/「外側」から考える/常識ってなんですか?

2日目・なんとなく、書いちゃいなよ!
小学校と工場の共通点は?/自由な論理は「危険」かもしれない/考えるときの基準は自分しかない/「浮かない感じ」―吉本隆明さんの戦争体験/説明できないモヤモヤを大事にする/「渋谷109方式」で文章が書ける!/自分以外の「私」を想像して書く/ほかの誰にも書けない文章ー木村センさんの遺書/「自分」という不思議なものを、ことばにする

本書は17歳の特別教室『答えより問いを探して』を文庫化の際、改題したものです。

内容説明

あたりまえを疑ってみると、知らない世界が見えてくる。文学の役割ってなんだろう?常識ってどういうこと?絶対の正解ってあるの?「読む」と「書く」の体験をとおして自分が変わる、人生が変わる。きのくに国際高等専修学校で二日間にわたっておこなわれた特別授業。

目次

1日目 たぶん、読んじゃいなよ!(「5と3/4時間目の授業」って?;カリキュラムにはのらない授業;文学と哲学の役割は?;ソクラテスはなぜ自分で書かなかったのか;「すじ道を立てて考えてみよう」―『ナルニア国ものがたり』の先生 ほか)
2日目 なんとなく、書いちゃいなよ!(論理の力で考えてみよう;小学校と工場の共通点は?;自由な論理は「危険」かもしれない;考えるときの基準は自分しかない;「浮かない感じ」―吉本隆明さんの戦争体験 ほか)

著者等紹介

高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家、明治学院大学名誉教授。1981年「さようなら、ギャングたち」で第4回群像新人長篇小説賞優秀作を受賞しデビュー。1988年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、2012年『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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活字の旅遊人

36
きのくに国際高等専修学校で行われた講義録。文学というものの自由度を改めて認識させてもらう。絶対の正解はない。その人の、その作品の価値。いい話だが、そこに評価や損得を考えざるを得ない社会から、僕たちは逃れられない。だから自分を出せばいい、というだけではやはり無責任なんじゃないだろうか。講義の中で、人に読んでもらうつもりで文章を書くから、良いものが出来上がる、という趣旨の話もあった。納得しつつ、矛盾も感じる。が、やはりここも程度や配分の問題か。自分で考えることの大事さは、便利な世の中でも忘れてはいけないね。2022/12/30

りんだりん

18
当たり前、常識、当然、絶対と言われるものを疑ってみる。人それぞれの考えや感じ方を受容していくことの大切さ。頭ではわかっているのに実行するのがとても難しい問題。"大人"になると当たり前や常識と呼ばれる範囲を外れた言動をすると居心地が悪くなる。"大人"は子どもたちに、部下に、仲間に「正解」を教えようとする。しかし本当はそんなもの無いのかもしれない。冒頭のような社会が訪れて世界として成り立つならどんなに素晴らしいことか。それが難しいからこそ身近なところからでも挑戦することが大切なのかもしれない。オススメ。★42022/06/01

めがねざんまい

5
本が人生の先生、その先生たちは読む人それぞれに違う解釈がある。この先生の役割は、一つの狭い常識に囚われている人にそうじゃないよと教えてくれて、その答えは自分で見つけなさいよ、と言ってくれることだと解く。本との出会いで自分の世界や価値観が広がることを私も実感するので共感。ラストに登場する木村センさんの文章、農家育ちで文字を習うことも許されなかった彼女が最期に遺書を書くために文字を学ぶ、なんてのはなぜ勉強しなければならないのか?という問いを吹き飛ばすほど力強いストーリーだった。2022/06/26

4
一言でいえば、勉強になりました!先生! 2022/06/24

kusyaPman

4
高橋源一郎ってソフトに型破りなイメージがあって、そこに関しては想像通りこーゆー感じの人なんだ〜という感想だった。でも色んなことをひとまず容認したり、なにはともあれ自分だよ自分、みたいな論法は、突き放しすぎてて毒にも薬にもならないよなあ、と思う。べつに高橋源一郎がどうというより達観的な意見全般について…2022/04/26

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