出版社内容情報
ここは、せんねん町の、まんねん小学校。今までないしょにしてたけど、じつはこの小学校には、こんな部屋も、あるんですよ……。
はにわやいしうす、アンモナイトの化石など、昔のものやめずらしいものが集まる資料室。でんわきにとどいた「かなしいよぉ。だれかぁ~。たすけてくれ~。」というなぞの声。資料室のみんなが、声のぬしに言われたとおり、病院の中央エレベーターに乗って、地下10階にむかうと、そこはさばくが広がるエジプト。そして、みんなをでむかえたのは……なんとミイラだったのです!
内容説明
ここは、まんねん小学校の資料室。めずらしいものや、ふるい道具がいます。10月のある夜、資料室にぶきみな声がひびきます。「だれかぁ~。たすけて~。」いったいだれ?どこからよんでいるの?小学初級から。
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『うたうとは小さないのちひろいあげ』で第53回野間児童文芸賞受賞
田中六大[タナカロクダイ]
1980年東京都生まれ。『うどん対ラーメン』などの絵本のほか、さし絵を担当した本に『アチチの小鬼』(岡田淳・作)、『おたすけじぞう』(はるくはるる・文)、『ぼくはなんでもできるもん』(いとうみく・作)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
47
ハロウィーンでまさかのエジプトである。びっくりして目が飛び出すお医者さんはともかく、看護師さん、ナイスアシスト。2022/11/02
たまきら
30
読み友さんの感想を読んで、人気シリーズと知り手に取りました。うっ、去年ぐらいだったらまだ娘がよろこんで読んだろうなあ…。タイミング悪かった。オカンが一人で楽しみました。2022/03/06
さっちゃん
0
一人読み 小22024/01/27
tama
0
シリーズ第22弾。学校の資料室に展示されていそうな、博物資料が活躍します。 アンモナイトや鹿のはく製だけでなく、ちゃぶ台・ダイヤル電話など、昭和には使われていた生活雑貨も登場し、あれやこれやとおせっかいをやいて、話を展開していきます。 キャラクターの関西弁が、おおらかでテンポのよい話を展開しているのが心地よい。また、田中六大さんの絵と関西弁がマッチして、ストーリーの「ゆるさ」に貢献しています。漫才のような「かけあい」があり、読みながら「ツッコミ」を入れてしまいます。対象は小学校中学年くらいからかなと。2021/11/19