出版社内容情報
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
内容説明
綾子、夕里子、珠美が訪れたレストランを、国友刑事がまさかの張り込み中!捕らえられた男女の容疑は大企業の社長殺害。捜査一課は若い妻とその不倫相手が共謀し、高齢の夫を殺したと睨んでいた。それでも二人の無実を信じる娘・真美は、三姉妹に事件の真相解明を依頼。ところが、社長急死による会社の勢力争いに巻き込まれるわ、夕里子に恋のライバルが登場するわ、次から次へとピンチが襲う!読むと元気が出る大人気シリーズ、必読の最新作!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡生まれ。1976年に『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。「四文字熟語」「三姉妹探偵団」「三毛猫ホームズ」など、著作は600作以上にも及ぶ。クラシック音楽に造詣が深く、芝居、文楽、映画などの鑑賞も楽しみ。長年のミステリー界への貢献により、2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年に『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽぽ♪
35
国友に片想いしてる倉原の思い込みの激しさにゲンナリでした。三姉妹のチームワークの良さが魅力ですね。2019/09/03
星落秋風五丈原
20
確かに今までライバルが現れなかった方が不思議なんだけど今回の刑事はちょっといっちゃってる系。2020/08/16
☆初音☆
17
三姉妹シリーズ第25弾。ほんとに色々巻き込まれるなぁ。。。途中から犯人がわかったけど、犯行理由まではわからず。あの刑事さんはちょっとなぁ。凄く久々に読んだシリーズだけど、さくっといつもどおり読めた!続編でるのかなぁー?2019/06/23
白雪ちょこ
16
今回は恋&愛をテーマにされた物語だった。 国友刑事と夕里子ちゃんのカップルが中心だったため、嬉しかった。 女刑事の逆恨みと勘違いから生まれた嫉妬心が、とてつもなく強くリアルで、女の妬みも上手く描けていた。 人というものは、幸福、お金、愛情の三要素でとんでもない勘違いをし、逆恨み、想像を絶するような怒りや行動に移るため、一番それが恐ろしいということもうまく描かれていた。 相変わらず、ぼんやりお姉ちゃんの綾子ちゃんものほほんとしており、珠美の鋭いツッコミも笑えるポイントだった。2021/08/27
小梅さん。
13
あの女性刑事が気の毒でならなかった。 あんなのと関わらなければ、あんなことには、、、 友里子を助けた女性が、粋でかっこいい。 あ、そういえば、ついこの前読んだ花嫁シリーズにも、ああいう女性が出てたっけ。 家政婦の栄子さんも、プロフェッショナルで好きだったな。 不倫からの殺人疑惑は、早めに解けてちょっと意外。 珠美の恋?も可愛い。 ご都合っぽいところがあっても、勢いで楽しめちゃうのが赤川作品。 次も楽しみ。2019/11/20