出版社内容情報
「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事・淵神律子。被害者に傷を残す連続殺人犯を捕まえるためなら、律子は無茶をする。新型警察小説顔に傷があるため「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事・淵神律子。律子の顔lを傷つけた連続殺人犯は、被害者の身体にアルファベット文字を刻み警察を挑発し続けていた。刑事としては致命的な「ある問題」を抱える律子は警察組織内で孤立し、意に添わぬ異動を命じられる。しかし、新部署で連続殺人犯逮捕への執念を絶やすことなく、律子は新たな情報を手がかりに犯人に迫る!
富樫 倫太郎[トガシ リンタロウ]
著・文・その他
内容説明
頬に犯人から切られた傷痕があるゆえ、同僚からスカーフェイスと呼ばれる女性刑事・淵神律子。犯人逮捕の為なら相棒がケガをしても仕方ないと暴走してしまう彼女は、警視庁内部で孤立する。被害者の体にアルファベットを刻む凶悪犯「ベガ」を追って、律子は執念の捜査を続ける。警察小説の新ヒロイン登場!
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。’98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
58
以前取り逃した犯人に切られた傷跡が頬にあるため、スカーフェイスと呼ばれる女性刑事が主人公。男勝りの腕っ節で、同性愛者で看護師と同居。しかも過去の事件のストレスでアルコール依存症。追うは「ベガ」と呼ばれる連続殺人鬼。組まされる相棒は、年下でひ弱な新人刑事。とは言え彼はバリバリのキャリア出身で、役職は彼女よりも上。という盛りだくさんな設定。私が好きなシリーズ「SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室」と同じ作家さんなので手にとってみました。中々面白かったので、引き続き第2作も読んでみます。 2020/06/19
はつばあば
45
途中で・・警察署内の地下で3人がゴソゴソと密談?(笑)している辺りでデジャブが。富樫さんと同じような場面を書く人っていたかなぁと。再読だったのでしょうか・・。律子さんも景子さんも親の虐待から始まった人生。今更アル中や我が子への虐待が治まるとは思えないがそれでも刑事として、看護師として生きていかねばならない。諸悪の根源は・・親かはたまた姿の視えぬオペレーターか2022/02/26
JILLmama
45
富樫さんの書く女性刑事もの、面白いんだよねぇ。 主人公がバイオレンスな、ぶっ飛んだアル中って... 顔に犯人につけられた傷があって、レズビアンで... かなりキャラ設定が濃いのだけど、いつもながら スピード感ある文章でイッキ読みしました。 犯人はある程度で分かっちゃったけどね。2019/05/21
Junichi Yamaguchi
42
『世の中は公平でなければならない』… 新シリーズになるのかな⁈ かなり特徴のあるヒロインと登場人物たちの様々な因縁。 つかみはオッケーといったところ。 次作への期待が高まる。。2018/09/16
koba
38
★★★☆☆2019/06/25