星海社ＦＩＣＴＩＯＮＳ ワールド・インシュランス〈０１〉

柴田 勝家【著】

星海社（2018/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 232p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065114360
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

少女の瞳にかけられた保険金は一億ドル。ロイズの日本人エージェント・カインは彼女を守り抜けるか？　瞠目の近未来保険アクション！“一億ドルの瞳”を守り抜け――。
あらゆるものに保険が掛けられるようになった近未来――イギリス最大の保険市場・ロイズの日本人保険引受人（アンダーライター）カイン・ヴァレンタインは、“最高の誠意”を胸に、引き受けたあらゆる保険の適切な履行を促すことを職務としている。
そんなカインが、行きがかり上救った少女・ベティから依頼されたのは、自らの瞳に掛けられた一億ドルの保険を、再保険として請け負うことだった……。
個人としては破格ともいえる巨額の保険は、なんのために掛けられたのか？　 ベティの“サリエルの瞳”には、いかなる能力が隠されているのか？　
カイン・ヴァレンタイン、最後にして最高の仕事（ミッション）が始まる――。
新鋭・柴田勝家が放つ近未来保険アクション、ここに開幕！

柴田　勝家［シバタ カツイエ］
著・文・その他

しおん［シオン］
著・文・その他

内容説明

あらゆるものに保険が掛けられるようになった近未来―イギリス最大の保険市場・ロイズの日本人保険引受人カイン・ヴァレンタインは、“最高の誠意”を胸に、引き受けたあらゆる保険の適切な履行を促すことを職務としている。そんなカインが、行きがかり上救った少女・ベティから依頼されたのは、自らの瞳に掛けられた一億ドルの保険を、再保険として請け負うことだった…。個人としては破格ともいえる巨額の保険は、なんのために掛けられたのか？ベティの“サリエルの瞳”には、いかなる能力が隠されているのか？カイン・ヴァレンタイン、最後にして最高の仕事が始まる―。新鋭・柴田勝家が放つ近未来保険アクション、ここに開幕！

著者等紹介

柴田勝家［シバタカツイエ］
ＳＦ作家。１９８７年東京生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の２０１４年、『ニルヤの島』で第２回ハヤカワＳＦコンテストの大賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[サケ太]

痛快な物語。あらゆるものに保険がかけられるようになった近未来。イギリス最大の保険市場ロイズの日本人保険引受人カイン・ヴァレンタイン。彼が引き受けた案件は、少女ベティの瞳にかけられた一億ドルという保険を、再保険として請け負うこと。少女の瞳の秘密とは。迫り繰る刺客。敵対する同業者。個性豊かな登場人物。『あらゆるものに保険がかけられる』という設定を生かした物語と解決方法。これは新鮮で面白い。アクションや主人公の在り方が、映画のような読み心地を演出している。続巻も発売予定とは期待大。

2018/03/16

[イツキ]

一億ドルもの保険がかかった瞳を狙う悪者たちから少女を守るため保険引受人の主人公が奮闘するという一風変わったエンタメ作品。SFももちろん好きですがこの作者さんエンタメも非常に面白いです、テンポよく進んでいく物語に爽快感のあるアクションやアクション映画のような派手などんでん返しなど読んでいて楽しいです。登場人物たちも魅力的で素直に感情移入ができました、続編も出るようなので楽しみなシリーズになりそうです。

2018/03/25

[rubidus]

ロイズの保険調査員の物語。瞳に掛けられた１億円保険をめぐる話。

2022/04/02

[の]

少女の瞳に掛けられた一億ドルの保険を請け負う、近未来保険アクション小説。ロイズの依頼を受けるアンダーライター（保険引受業者）は、保険の適切な履行のため被保険者を保護し、同業者には保険金を払わせるために裏工作をするなど、話を盛り上げる箇所が多くエンタメ性が高い。ハイスペックな登場人物が見せ場を作りながらスピード感のある物語を展開し、アクション映画の「無防備な主人公」の説明も説得力がある。あらゆるリスクを想定し、必ず安全を保障するのは、同じく手の内を探り合うギャンブルものとは一線を画すオリジナルなものだ。

2018/10/20

[まつがん]

ラノベと比較してエンタメとしての最大値がそこまで高くない割に、単純に本としての値段が高いなと思った。

2018/10/23