出版社内容情報
きもの界のカリスマ、糸川禎彦氏の生涯を振り返り、その美学と信条を明らかにする一冊きもの界のカリスマ、糸川禎彦氏。久保田一竹を呉服店として初めて世に出し、インドのムガシルクをきものにするなど、数々の斬新な提案で全国のきもの通を魅了してきた彼の生涯を振り返り、その美学と信条を明らかにする一冊。
糸川 禎彦[イトカワ ヨシヒコ]
内容説明
きもの界のカリスマが自身の半生を語る。「一竹辻が花」染で知られる久保田一竹を全国的なブームに押し上げた業界の立役者!インドの黄金の絹から初めてきものを作り出した個性あふれる呉服店主の五十年。
目次
1 熱中する―和歌山・田辺 原昌也先生
2 遊ぶ―東京・銀座 馬里邑
3 修業する―大阪・心斎橋 三恵屋
4 出発する―神戸・三宮 父・糸川英一
5 惚れる―京都・一力亭 久保田一竹先生と人間国宝展
6 感動する―インド モディさんとジャイさん
7 感謝する―阪神・淡路大震災 京都・呉服問屋の旦那衆
8 見つめる―神戸・元町 きもの百科イトカワ
9 挑戦する―日本から世界へ 見果てぬ夢
著者等紹介
糸川禎彦[イトカワヨシヒコ]
昭和18年(1943)生まれ。法政大学卒業。大阪心斎橋「三恵屋」での修業後、家業の呉服店を継ぐ。神戸元町「きもの百科イトカワ」代表取締役社長。呉服メーカー「貴久樹」、卸問屋「アイアンドアイ」創業者。日本の伝統染織のみならず、アジア・ヨーロッパに残る上質な手仕事を呉服の世界に持ち込み、常にどこにもないような個性的でユニークなきものや帯を製作している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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