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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
19
【再読】女子高生を拉致監禁し、死なせた犯人達が、少年法に守られ長くても3年で出所してしまった。全く反省していない少年達に、被害者家族だけでなく、剣持警部が彼等に殺意を抱くのも当然だと思う…。そして被害者と同じ苦しみを味わい、殺されていく彼等。容疑者は剣持警部。警部は犯人じゃないと思うけど、真犯人もトリックも分からない…。金田一と明智警視を振り回す辺り、高遠が絡んでいるのかな。高遠が狙うなら、美雪が真っ先に狙われそうな気もするけど。2021/06/19
生田目 房一郎
17
カラーページで土の中から土気色の手がのぞく開幕。剣持警部の名を冠した長編。モデルになった事件が想像つく少年犯罪と少年法のやり切れなさを訴える本格ミステリー。かつての凶悪事件を起こした少年たちが被害者になる連続殺人。剣持のオッサンに容疑がかかり、水責め、焼死、首を吊られた最後のひとりは未遂、昔の事件の女子高生への仕打ちを意識した見立て。アリバイ、密室、オッサンのピンチをはじめと明智警視は晴らせるか?美雪へのセクハラで閃いた所はなんかほのぼのとしてる。2021/08/22
hannahhannah
11
3年前に起きた女子高生死体遺棄事件。その犯人たち3人は少年法のおかげで重い罰を逃れた。次々に殺されていく加害者の元少年たち。現場に残されていた証拠はどれも犯人は剣持警部であると示していた。剣持警部の無実を信じる金田一が事件に挑む。少年法を廃止する必要は全くない。少年犯罪は年々減少しているし、その中でも凶悪犯罪は激減している。成人の場合も逮捕、起訴されて有罪判決が下ってから名前を報道するべきだろう。「ジッチャンの名にかけて!」で下巻に続く。2018/06/14
十六夜(いざよい)
11
3年前に女子高生を拉致監禁し死亡させた少年3人が出所後次々に殺害された。現場に残された遺留品から重要参考人として指名手配されたのは、剣持警部だった。剣持の疑いを晴らすため知恵を出し合うはじめと明智。なんだかんだで信頼関係はしっかりしている。こういう事件を読むたびに少年法って何だろうと思う。問題提起作。2015/01/01
読み人知らず
10
剣持警部でもこれはキレる。あの事件を下敷きにしてるんだよなあ。やりきれんな2017/01/04