ＫＣｘ ＩＴＡＮ 飴菓子 〈２〉

群青

講談社（2016/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 156p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063808469
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

「愛でるんだよ、氷漬けにして」。触れることはできないけれど愛している。異種族間の究極の純愛！

人工栽培され、本能を忘れた植物“飴菓子”は、己の美しさに価値を見出す。人間に愛されるために、死してなお、綺麗な姿であるように……。飴菓子が売買される闇社会を作り出してしまった古狼族の糸巻。その過去が明らかに――!!　古狼の血が求め続ける終わらない愛の物語。オオカミと飴菓子、人間と飴菓子、異種族間の究極の純愛！

人工栽培され、本能を忘れた植物“飴菓子”は、己の美しさに価値を見出す。人間に愛されるために、死してなお、綺麗な姿であるように……。飴菓子が売買される闇社会を作り出してしまった古狼族の糸巻。その過去が明らかに――!!　古狼の血が求め続ける終わらない愛の物語。オオカミと飴菓子、人間と飴菓子、異種族間の究極の純愛！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ako]

糸巻きは好きだった飴菓子を食べたのに10年間ずっと飢餓期のままだなんて…あんなに悲しい思いで食べたのに。是非ともそのタネからどんな飴菓子が産まれるのか見てみたいです。健気なみどりは糸巻きの助手に。

2016/07/05

[ぱんなこった]

ようやく判明した糸巻の目的が切ない。餓えの止まらぬ先祖返りの古狼糸巻と不思議な飴菓子ミドリのイレギュラーコンビ。研究所の始まりは想定内だが想像以上に古狼が狙われる事実も発覚。飴菓子と人にも新たな形があり前半に甘い夢を見た分、後半のマッドな研究所は恐ろしい。個人的に、物語は凄く惹き付けられるし絵自体も美しい、が肝心の絵で読ませるシーンに難があると前巻含め同作家作品で度々感じる現象。そして糸巻の仲間とのなれそめは、オマケじゃなくて本編でやった方が良いと思うのだが。これらも含めて作家の癖と味なのかもしれない。

2016/04/19

[芙蓉]

珊瑚と人間の恋が綺麗だったけど悲しい。じょしゅちゃんは本当に糸巻くんのこと好きだと思うけど私のおおかみさんじゃあないんだよなー。どうなってしまうのか

2016/04/16

[わち ⊱^>ω<^⊰ฅ]

幸せな結末が想像できなくて読むのをやめてしまっていたな。 すっかり設定を忘れてましたが1巻を読む勇気はなくて､あらすじで(^^; 幸せの形は人…じゃなかった､"飴菓子"それぞれ。 しかし､やはり苦しいなぁ。 悲劇がとても苦手というのではないけど､せっかくなら大きな転機があると良いな。 一応､全巻を揃えてはあるので行ってみよう。

2020/01/18

[幸音]

先祖返りの古狼であるがゆえに愛しい飴菓子を泣く泣く食べた糸巻なのに、終わらない絶望。なぜなのだろう。姫級飴菓子･珊瑚と魅入られた人間の男性の話が切なかった。触れたくても体の中に毒を持つから素手で触れられない。助手の飴菓子が街で襲われるシーンは読んでいてつらかった。だからこそ、糸巻が彼女に名前を与え、何度も繰り返し呼ぶラストにほっとした。オオカミと飴菓子ではない関係性が良い方へ向かってほしい。予告を見る限り、糸巻の飴菓子が残したタネについて触れているので、彼女が何らかの形で再登場するのかな。３巻は12月。

2016/04/16