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出版社内容情報
ITAN新人賞で優秀賞を受賞した新鋭作家。初のコミックス!
「さよならが近づくとなにもかも愛しく感じるわーー」。亡くなった祖母はそう言っていた。だが、それは嘘だ。
離れていくと思ったら、悲しくて悔しくて嫌いになるはずだ。
少女・夜子(よるこ)は祖母の魂を山に還した山響呼(やまびこ)の少年に、その思いをぶつけるのだがーー!?
圧倒的感性が光る、デビュー作を含む短編5作を収録。
「さよならが近づくとなにもかも愛しく感じるわーー」。亡くなった祖母はそう言っていた。だが、それは嘘だ。 離れていくと思ったら、悲しくて悔しくて嫌いになるはずだ。 少女・夜子(よるこ)は祖母の魂を山に還した山響呼(やまびこ)の少年に、その思いをぶつけるのだがーー!? 圧倒的感性が光る、デビュー作を含む短編5作を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロ@いつも心に太陽を!
33
読友さんに薦めてもらった本。表紙からしてめっちゃ好みで期待して読んだのだが、正直さらっと読んだだけじゃ話がよくわからなかった(>◇<*)でも絵も話の世界観も好きなタイプではあるのであとで読み返すつもり。におが可愛い。しかし山響呼の扱いが…続けざまに平手打ちって!超短編の『夜店』が好き。2013/10/06
まきこ.M
26
『夜店』というお店には、夜の夢を交換してくる正方形の箱が並んでいる。嵐の夜、流星群、白夜、春宵、星月夜など何でもおまかせあれ。彼は『世界で一番悲しい夜』を所望した。悲しいものをあえて選ぶ彼の心の中に鳴り響くかなしみが蓄積されていて、共鳴して川の濁流のように一気に出したかったのかもしれない。そんな不思議で深いお話が詰まっている。ー私のためとか自分の都合を押し付ける愛情っていう言い訳じゃないの?ー目に見えないものだから夜子がそう思うなら言い訳になるし、まひるを信じるなら愛情は本物になるよー『山響呼』より。2015/07/25
ぐっち
18
雰囲気のある絵&話で割と好き。魔女と小鳥の王様の話と、ちっちゃい兄弟の話が好きです。2013/08/24
ぐっち
16
「キラキラ光る嘘の粒」を読んでの再読。ちっちゃい兄弟とおじいちゃんの死の話がやっぱり好き。みずみずしい中に切なさが混じる、この雰囲気好きだなあ。2015/02/28
1039kuri
16
大きくなったら、猫になるという弟に、「人間は猫になれない」というリアリストの兄の話が好きでした。これも偶然か必然か、祖父、父と子、今週末は、そんなこんなで彼らに振り回されてます。2013/09/01