内容説明
中国・上海の人魚観劇場（マーメイドホール）を訪れた金田一と美雪は、呪われた「魚人伝説」そのままの、悪夢のような殺人事件にまきこまれた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
12
小説版第五弾。今回は上海が舞台。美雪のペンフレンドの父親が殺され、その解決をするために金田一と美雪が上海へ。日本の高校生が外国の殺人事件を解決しに行くって凄いわ。主な登場人物の三割強は日本人で、現地にも何人も日本人がいるし、中国人のみんなも日本語が堪能。しかも現地で偶然、剣持警部にも遭遇。(笑)金田一と小龍が公安警察に終われたりもした。中国といったらHuaweiのイメージが強い。Huaweiは来年末までにはSamsungを抜いて世界一のスマートフォンメイカーになると宣言していた。現実に起こりうることだ。2018/08/05
朱雨
8
子供の頃に映画版を観たことがあるため、犯人が誰かは承知済み。そのため真新しさはあまりなかったものの、当時これを見てものすごく怖かったことや、この作品で水川あさみさんを知ったななど懐かしい思い出が甦りました。2020/01/17
シュウ
7
第1印象が悪かった相手でも、無実だと思えば必死になって相手を助けようとする。真実を暴いていく過程で、暴いていくことに苦悩もするけれど、犯人とも真摯に向き合おうとする一の姿勢はすごい。2016/08/07
Nazolove
6
映画版と比べてどんなもんかな、と思いきや、ソフトタッチに描かれていた。 そこまで来たら映画版の降り幅半端ねえと思った。 これ比べたら映画版ってどんだけ怖いねん! 映画版のキャストイモっぽい顔（今の顔の価値観と違うのだろうが）に比べ二次元はイケメンすぎるやろ!と思った。 これきっかけに映画版がまた見たくなった。 今のドラマ版金田一もこれくらいのホラー感をもっと出せよ!（山田君のはただただ美雪との絡みしかなかったから）2015/02/27
ジャム
4
堂本剛＆ともさかりえの初代コンビ最終作と25年前に実写映画化（今夏ついに初のBlu-ray化！）の原作小説を意外にも初読み（読んだような気もするけど多分）。90年代当時の生き生きとしていてでも裏には闇がある上海の雰囲気が見事に活写され、ミステリだけでなく上海を逃げ回るはじめと異国の友人小龍の友情の逃亡劇も楽しめました！映画と原作どこまで同じか忘れましたが、早く映画のほうも再視聴したいものです笑2022/06/12
