出版社内容情報
ミステリーの巨匠による幻の巨編遺作にして、発売後わずか4日で「このミステリーがすごい!」第9位にランクインした驚異の話題作!戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と会っていたことを。一方、史郎の祖父・祇介は、大晦日の夜にかかってきた一本の電話を受け、急遽旅に出たあと、遺体となって発見された。邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家であった祇介が、吉野へ向かい若狭で死んだのはなぜなのか。瓜木は史郎と彼の妻・加奈子とともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅に出た??。
序章
一章
連城 三紀彦[レンジョウ ミキヒコ]
著・文・その他
内容説明
戦後生まれの自分になぜ、東京大空襲の記憶があるのか。育ての親だった祖父を亡くし、十二才までの記憶ももたない荻葉史郎は、脳裡に現れる異様な光景に苦しみ精神科医の瓜木を訪ねる。奇妙に捩れた史郎の過去。祖父の死の謎。瓜木と史郎、妻の加奈子は真相を探る旅に出るが。ミステリーの巨匠による幻の超大作!
著者等紹介
連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
1948年愛知県生まれ。1978年「変調二人羽織」で第3回“幻影城”新人賞に入選。1981年「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞、1984年『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で第91回直木賞、1996年『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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