出版社内容情報
富山空港での飛行機が墜ちた。総動員される犯罪被害者支援課のメンバーたちだが、その中に、身元不明の遺体があった……。富山空港での飛行機が墜ちた。死者二十人、負傷者多数。警視庁からの要請で総動員される犯罪被害者支援課のメンバーたち。その中に一人、身元不明の遺体があった。飯田基康という名で飛行機に乗った男。村野たちは必死に彼の身許を探るが、やがてその男が、毒殺事件で指名手配中の犯人・本井忠介だということが判明する。事故の被害者であり、殺人事件の容疑者でもある本井。村野は、その遺族の心のケアを担当するが……。フリージャーナリストの本井は、なぜ富山へと向かったのか。その疑問の答えを見つけるために、村野は単身、捜査を進めていく。やがて立山で一人暮らす作家・荒木と本井が、二週間ほど前に会っていたという情報を得るが……。複雑に張り巡らされた伏線と交錯する人物たち。誰が悪で、何が起きているのか!? 堂場瞬一作品史上、最高にして最も難解な事件が幕を開ける。
第一部 墜落
第二部 家族
第三部 訪問者
第四部 顔のない男
堂場 瞬一[ドウバ シュンイチ]
著・文・その他
内容説明
富山空港旅客機墜落事故。死者20名、負傷者多数。村野秋生たち被害者支援課も総動員された。遺族のケアに奔走する村野は、一人だけ身元がわからない死亡者がいると聞かされる。男の身許を調べる村野だが、事態は思わぬ方向へ進んでいく。男の名は本井忠介、それは毒殺事件の指名手配犯だった。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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