講談社文庫<br> 巨大外資銀行

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講談社文庫
巨大外資銀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062936866
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

邦銀から転職した西田が目撃した、横取り、リベートが横行する外資の実態。欲望と陰謀が渦巻く、米系投資銀行の暗部をリアルに描く。邦銀から米系投資銀行に転職した西田。大手医薬品メーカー同士の対等合併という大型案件に挑むが――外資の詐欺的商法に日本経済が蹂躙される実態を明かす。ベストセラー『小説 ザ・外資』を改題した新装版。

第一章 セントラルパークの出会い
第二章 トロフィ・ディール
第三章 危ない橋
第四章 父と娘
第五章 巨額のリベート
第六章 私募債のからくり
第七章 外資の犯罪
第八章 最強・最悪のトリオ
第九章 ハイエナファンド
第十章 ハワイ・マウイ島で
解説に代えて──文庫著者あとがき


高杉 良[タカスギ リョウ]
著・文・その他

内容説明

ヘッドハントされて邦銀を退職、アメリカ系の投資銀行に転職した西田。大手医薬品メーカー同士の対等合併という大型案件に挑むのだが―横取り、リベート、詐欺的商法が横行する外資の暴走。日本経済が蹂躙される実態を描いたベストセラー『小説 ザ・外資』を改題。著者があとがきを新たに寄稿した新装版。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ。専門紙記者・編集長を経て、’75年『虚構の城』でデビュー。以後、緻密な取材に基づいた企業小説・経済小説を次々に発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

285
超有能らしい日本人が、外資企業のどす黒い実状に触れるたびに、嫌気が差して転職を繰り返す話。ジョギング中に外資のCEOとぶつかってちょろっと話しただけで、あんなに執拗に、しかも厚待遇で口説かれるあたりは、フィクション感が出過ぎ。しかし、各社内模様は流石の面白さ。主人公の西田も、潔癖面をしながら、CEOの嫁を速攻で寝盗り、未来の嫁となる上司の秘書から情報を取り、都度、転職のわたりをつけながら世を渡り歩く、なかなかにコンプラぎりぎりの寝技師。離婚した嫁も、その資質を見抜いていたんじゃないの?といわざるを得ない。2020/04/24

Syo

27
凄いねぇ2022/03/10

けんけんだ

21
15年前の小説。外資系証券の蛸足利払い債券による詐欺事件、企業の運用損失の飛ばし商品問題、さらには1999年長銀破綻時の外資(リップルウッド-ゴールドマンサックス)のハゲ鷹ぶりが書かれていて懐かしい。続編でリーマンショックを含む話を執筆準備中とのこと。生々しい話を期待したい。2017/08/20

yamaoka

10
バブルがはじけた後の日本の金融機関の状況が目に浮かぶ。そのとき日本の霞ヶ関は何をやっていたのかと思ったが、なぜか今のトランプさんとの貿易交渉にも繋がっているような気もして、30年経っても霞ヶ関は変わらないのか?と残念に思う。今でも外資は食うか食われるかの世界なんだろうな。西健が外資をやっつけきれないところが現実的な感じ。話に入りきれなかった。2019/12/14

山目

8
時代の流れを感じます。自分の中では、かなり風化していました。今もって、日本は搾取されているようですが。サブプライム、リーマンショック等、搾取はより巧妙になってるようです。デリバティブ、ITやAI、仮想通貨等、時代は変わってますが、新システムや新ルールを構築されて後からついていく日本が食い物にされる構造は変わらないのかもしれません。主人公が女性にモテる構成も変わってませんが。2017/07/15

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