出版社内容情報
●中国の春秋時代後期、15歳の少年小旋風が伝説の楽器と思しき琴を発見。運命の女とともに一攫千金を夢見て冒険の旅へと繰り出す!●中国春秋後期の衛(えい)国。15歳の孤児である小旋風は盗掘を生業とする養父に育てられた。彼はいつものように王侯貴族の墓を掘り起こしている最中、数百年前の少女の亡骸を発見する。さらに驚くべきことには、その遺体は伝説の楽器と思しき華麗な琴とともに横たわっていた。それには金銀宝石よりも高く売れる可能性を秘めていると小旋風は直感する。持ち前の弁舌を駆使すれば一攫千金も夢ではないと目論んだ彼は、富裕層のいる都へと旅立つのだったが……。
序 章 埋もれた宝
第一章 決別の朝
第二章 音楽の獣
第三章 約束の夜
第四章 危険なふたり
第五章 お告げ
第六章 夢の絃
終 章 心のありか
小島 環[コジマ タマキ]
著・文・その他
内容説明
春秋後期の中国。十五歳の小旋風は、家業の盗掘を手伝わされていたが、事故で養父と死別。その際に発見した華麗な琴を高く売って新生活の糧にしようと思いつくのだったが、その琴のせいで幽鬼のような謎の女性に追い回されることになる―。少年の夢と野心の行方に手に汗握る第9回小説現代長編新人賞受賞作。
著者等紹介
小島環[コジマタマキ]
1985年名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科在学中より小説を書き始める。卒業後、工作機械メーカーに勤務した後、建築デザインを学びながら執筆を続け、2014年『小旋風の夢絃』で第9回小説現代長編新人賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆乳くま
ひーたろー
ぎんた
Miki Shimizu
うろん