出版社内容情報
部員の足りない底辺校野球部に別の進学校の部員が加わる。体力＆気力充分のメンバーと高偏差値の頭脳が組んだ脅威のチームの秘策とは不良高校野球部にエリート進学校の「ひとり」が加わった。とてつもないことがおきる新次元青春小説登場！部員数が足りないヤンキー高校の野球部が、進学校と合同チームを組むことになる。相手は、たった一人の部員、通称「ひとりが丘」さん。偏差値70超えの頭脳と、ありあまる体力がガチンコでぶつかりあい、前代未聞の異次元チームが近くて遠い一勝を目指す。”弱くても勝てる”秘策とは？ 落涙必至の青春小説
朝倉 宏景［アサクラ ヒロカゲ］
著・文・その他
内容説明
部員数が足りないヤンキー高校の野球部が、進学校と合同チームを組むことになる。相手は、たった一人の部員、通称「ひとりが丘」さん。偏差値７０超えの頭脳と、ありあまる体力がガチンコでぶつかりあい、前代未聞の異次元チームが近くて遠い一勝を目指す。“弱くても勝てる”秘策とは！？落涙必至の青春小説。
著者等紹介
朝倉宏景［アサクラヒロカゲ］
１９８４年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社員となるがその後退職し、現在はアルバイトをしながら執筆生活を続けている。２０１２年に『白球アフロ』（講談社文庫）で第７回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
201
高校野球好きにはたまらない魅力満載の作品です。渋谷の不良＆弱小高校野球野球部'シブ商'は事情により、８人しかおらず、活動が難しい状態に。かたや進学校'自由が丘'も、とある事情により部員が'お一人様'の状態に。そんな２校が連合校として、まずは１勝をめざして立ち上がる王道の青春野球小説です。朝倉さん作品らしく、ただハジケルだけの軽いノリではなく、しっかりと登場人物それぞれにそれなりのシリアスなドラマを仕掛けてくれています。どんな高校野球児も、ひと夏に向けた戦いに全力で挑む姿はやっぱり清々しく、感動しますね。2018/08/18
fwhd8325
91
野球、それも高校野球が舞台となると、その結末がどうなるかを考えるだけでワクワクします。弱小チームが勝ち上がっていく、マンガのようなストーリーでも「やった！」と満足してしまいます。この作品はそんな単純なものでなく、高校生の繊細な心情だったり、取り巻く環境の問題だったり、とても読み応えのある物語でした。感動で落涙必死とありますが、私は、最後に野球部に入った鍋島の彼女が応援する声に涙があふれました。いいシーンだと思います。2022/09/28
涼
71
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/06/post-0d936c.html 色々あっても、落ち着くべきところへ着地したという感じです。2021/06/27
五右衛門
67
読了。思い出しました。元高校野球球児として。懐かしくもあり、それそれっと思わずうなずいていました。私も恥ずかしながらキャプテンでした。選手たちを何とか纏めようとしますが全く出来ませんでした。今作品は少し特殊バージョンですが最後の最後で野球部ひとり では出来ません‼になりました。この夏もテレビですが甲子園楽しませて頂きたいです。一人ひとりの選手にも必ず背景があり色んな悩みを持ちながら野球に打ち込み、正解か不正解か考えるよりも今を大切に。兎に角バットは振らないとボールに当たらない。今の私に必要な言葉でした。2023/07/21
はつばあば
55
甥っ子の子と同じ名前の春一君、何を煮え切らん！と幽霊男によそ見をしたが、高校野球を題材にした青春には色々付き 物。ヤンキー高校で弱小チーム、しかも人材が1人足りない。助っ人として名が挙がったのは進学校でたった一人のトラウマ憑きの野球部員。それぞれの事情も悩みもあります。それを乗り越えての青春もの。甲子園に至る道は遠いけど夢が溢れています。災難ってほんとあります。私も小6の時バッターの順番が回ってきたので後ろを確認してから振ったのですが・・同級生の男の子の前歯を折ってしまいました(-_-メ)。泣きたかったわ2022/10/06
