出版社内容情報
信じないけど愛してる。女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。信じないけど愛してる。
女性作家が紡ぐ、傷つき迷う性愛。
少女の頃の封印された記憶。今また、あの男に虜にされた私は……。
どこにある? 私の愛。
11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し婚約者と帰郷をした沙織は、その男、恭司と予期せぬ形で再会、さらわれ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は?
映画『溺愛』(2016年公開予定)原作者が綴る最新性愛小説。
体の奥底から想いは溢れて止まらない。
夕刻、暴力的にこの身を責めた炎が、まだ体内でくすぶっていた。
可哀想、私よりこの人が、可哀想??
彼に貫かれ、神経がばらばらに刻まれる中で、ずっと思っていた。なぜこの人はこうなんだろう。激痛に蝕まれているのは自分だけではなく、彼も同じだった。
(本文より)
うかみ 綾乃[ウカミ アヤノ]
著・文・その他
内容説明
11歳の時、想いを寄せる年上の少年に犯され、沙織は性愛にわだかまりを持つようになる。17年後、モデルとして成功し婚約者と帰郷をした沙織は、その男、恭司と予期せぬ形で再会、攫われ監禁される。男の不思議な心遣い、物々しい拘束、沙織への行為は続いてゆく。二人の奇妙な生活、そして異形の愛の行き着く先は?
著者等紹介
うかみ綾乃[ウカミアヤノ]
大阪生まれ。奈良に育つ。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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