講談社文庫<br> 銃とチョコレート

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講談社文庫
銃とチョコレート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062933964
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

少年の旅は、甘くてほろ苦い。切なさの魔術師・乙一の快心ミステリ!少年の旅は、甘くてほろ苦い。
切なさの魔術師・乙一の快心ミステリ!
作家活動20周年、傑作ついに文庫化。

大富豪の家を狙い財宝を盗み続ける大悪党ゴディバと、国民的ヒーローの名探偵ロイズ対決は世間注目の的。健気で一途な少年リンツが偶然手に入れた地図は事件解決の鍵か!? リンツは憧れの存在・ロイズと冒険の旅にでる。王道の探偵小説の痛快さと、乙一が仕掛ける意外性の面白さを兼ねる傑作、待望の文庫化!

この作品を書くすこし前にポーランドへ行く機会があった。アウシュヴィッツ収容所には立ち寄れなかったが、この国の地面で、それがおこなわれたのだとおもいながら石畳をあるいた。旅で感じたことを少年の冒険活劇に重ねようと決めた。作中で詳しく書いてないが、主人公の少年はユダヤ系の移民という設定だ。冒険活劇を書くのは、はじめてのことだった。自分にそんなものが書けるのかどうかもわからなかった。頭の中に想定した読者像は、小学生のころの自分だ。漢字のテストができなくて居残りして、脳に欠陥があるんじゃないかと思い詰めてうなだれている少年の僕にむけてこの本を書いた。―乙一

prologue
1章
2章
3章
4章
epilogue


乙 一[オツ イチ]
著・文・その他

内容説明

大富豪の家を狙い財宝を盗み続ける大悪党ゴディバと、国民的ヒーローの名探偵ロイズとの対決は世間の注目の的。健気で一途な少年リンツが偶然手に入れた地図は事件解決の鍵か!?リンツは憧れの探偵ロイズと冒険の旅にでる。王道の探偵小説の痛快さと、仕掛けの意外性の面白さを兼ねる傑作、待望の文庫化!

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1978年生まれ。1996年、17歳でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を『夏と花火と私の死体』で受賞し作家デビュー。2003年『GOTH』で本格ミステリ大賞を受賞。マンガ・絵本の原作、映画・舞台の脚本執筆、別ペンネームでの活動(?)など、縦横無尽な創作活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

185
ひらがなを多用する独特のやわらかい語り口で綴られる異国ミステリー。気付かれない程度にしれっと伏線が張られており、終盤での回収はとても面白かった。2016/08/30

hit4papa

157
怪盗の隠された財宝をめぐる少年の冒険譚です。本作品はジュブナイルですが、大人が読んでも楽しめるミステリ的な展開をみせてくれます。ただし、事件の顛末より、少年が冒険心を抱くことの大切さを、本作品では見るべきでしょう。本作品では、どこの国の、何時の時代かは語られません。移民への差別がまかり通っている町で、民衆は、怪盗ゴディバ V.S.名探偵ロイズの勝敗の行方を固唾を飲んで見守っているという設定です。まるで絵本のような世界観は、いつもの乙一作品と勝手が違い、読み進めるためのエンジンがかかり難くはありました。2020/06/17

りゅう☆

102
怪盗ゴディバを捕まえようとする名探偵ロイズは人気者。リンツくんは亡父からもらった聖書の中にある地図にゴディバのヒントがあるとロイズにアピール。ロイズと一緒に真相を探るもまさかの展開に。いじめっこドゥバイヨルと組むも、この子ったら本当に乱暴者で大変。祖父や母をも巻き込み、何度も危険な目に合う。児童書向け、リンツくん視点でひらがな多しだけど内容は乙一さんらしくグロ重さあり。でも伏線になるほど!だったり、ゴディバの秘密も意外だったり、素敵な親子愛に温かくなり、命がけの冒険でリンツくんはたくさん成長できたと思う。2020/02/11

kou

98
正直、最初は登場人物も物語も頭に入ってこず、退屈さすら感じていた。でも、気付いたら先が気になって、読む手を止められなくなっていた。他の小説もそうだが、この作者は、ホントに読者の心を掴むのが上手だと感じた。2017/06/11

ふう

88
少年が持っている箱のタイトルは『冒険』。そう、これはミステリーというよりは、ハラハラする冒険物語でした。 箱を開けると、中に入っているのは、貧しい暮らし、友情、好奇心、あこがれ、ずるい大人、拳銃、暴力、死、そして母や祖父の深い愛、父の正義と知恵。 次々に襲ってくる不可解で恐ろしいできごとを、少年は素直な目と心で乗り越えていきます。 箱の中が静かになってふたを閉じたとき、箱のタイトルが変わっていました。『家族が歩いてきた道への誇り』。  <追記>あらすじではありません^^。一応感想。2017/09/22

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