出版社内容情報
近代日本を代表する仏教者・鈴木大拙が、その思想形成において多大な影響を受けたスエデンボルグの神秘主義神学の全容を伝える一書。「禅」を世界に広めた近代日本を代表する仏教者・鈴木大拙が、その思想形成において多大な影響を受けたスエデンボルグの神秘主義神学の精髄を広く一般読者に向けての概説書。併せて同じく大拙が訳した「新エルサレムとその教説」(スエデンボルグ著)などを収録し、宗教界のみならずゲーテやバルザックを初めとする後世の文学者にも深い影響を与えたその思想の全容、および鈴木大拙自身のスエデンボルグ理解の本質に迫る一書。
スエデンボルグ
新エルサレムとその教説 スエデンボルグ著 鈴木貞太郎(大拙)訳
参考資料 大拙とスウェーデンボルグ その歴史的背景 吉永進一
解説 「霊性」と「浄土」の起源 安藤礼二
略年譜 鈴木大拙
鈴木 大拙[スズキ ダイセツ]
著・文・その他
内容説明
若き日にアメリカで仏教の研究、紹介に専心していた屈指の仏教学者・鈴木大拙が衝撃を受けたキリスト教の神秘主義神学者・スウェーデンボルグの人物像と思想を広く一般読者に伝えるために著した評伝。主著『夭界と地獄』の翻訳に続き、安易な理解を拒絶するその思想の精髄を見事に析出し、入門にも好個の一冊。同じく大拙訳「新エルサレムとその教説」を併録。
目次
スエデンボルグ
新エルサレムとその教説―スエデンボルグ著 鈴木貞太郎(大拙)訳
著者等紹介
鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870・11・11~1966・7・12。仏教学者。石川県金沢市生まれ。21歳で上京し、東京専門学校から東京帝大選科に進む。学生時代に鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に参禅、大拙の道号を受ける。1897年渡米し、哲学者ポール・ケーラスのもと、東洋学関係の出版に従事。帰国後は学習院、大谷大学で教鞭を執る。1950年代にコロンビア大学客員教授として米国に滞在、欧米の各主要大学で日本文化に関する講義を数多く行い、仏教、禅思想を広く紹介する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Momoko Nishikawa