出版社内容情報
光り輝く夏、暗く陰鬱な冬、そして歓喜と共に訪れる春。ノルウェイでの一年間を通し描く、希望と再生のタペストリー。野間文芸賞受賞染色家の妻の留学に同行し、作家はノルウェーに一年間滞在した。
光り輝く束の間の夏、暗雲垂れ込める太陽のない冬、歓喜とともに訪れる春。
まっさらな心で出会った異郷の人々との触れ合いを縦糸に、
北欧の四季、文学、芸術を横糸に、六年の歳月をかけて織り上げられた
精神の恢復と再生のタペストリー。
野間文芸賞受賞作。
一、蜂たちが戻ってくる、戻ってくる
二、酸っぱい林檎
三、エン、トゥ、トレ……
四、極夜
五、少年は船に乗って
六、グ ユール!
七、ヤマシギ
八、ポースケ
九、谷間に夜鶯の声が
十、眼の奥の熾火
十一、歓喜の五月
十二、ノルゲ!
著者から読者へ
年譜
著書目録
佐伯 一麦[サエキ カズミ]
著・文・その他
内容説明
染色家の妻の留学に同行し、作家はノルウェーに一年間滞在した。光り輝く束の間の夏、暗雲垂れ込める太陽のない冬、歓喜とともに訪れる春。まっさらな心で出会った異郷の人々との触れ合いを縦糸に、北欧の四季、文学、芸術を横糸に、六年の歳月をかけて織り上げられた精神の恢復と再生のタペストリー。野間文芸賞受賞作。
著者等紹介
佐伯一麦[サエキカズミ]
1959・7・21~。作家。宮城県生まれ。高校卒業後上京。週刊誌記者、電気工などを経て作家活動に専念。1984年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞を受賞。『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞、『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、『鉄塔家族』で大佛次郎賞、本作で野間文芸賞、『還れぬ家』で毎日芸術賞、『渡良瀬』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
しあん
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W.
ゆかっぴ