講談社文芸文庫<br> 虹の理論

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講談社文芸文庫
虹の理論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062900751
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自己と文化を解放するための〈科学の寓話〉

意識と物質の発生をイメージさせる虹の体験は、文化を閉じ込める、終わりなき解釈のらせん階段からの脱出の方法を示唆してくれる。
メタフィジカルな8つの物語。

中沢 新一[ナカザワ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

オーストラリア・レッドロックのアボリジニーに伝わる「虹の蛇」の神話、カトマンズ盆地・「虹の立つ村」のマヤ・クマリの千里眼、そしてラマ僧の語る虹を中心とした世界の成り立ち―意識と物質の発生をイメージさせる虹の体験は、両義性という終わりなき解釈のらせん階段から自己と文化を解き放つ「野性的な科学」へと我々を誘う。メタフィジカルな八つの物語が紡ぎだす新しい世界。

目次

虹の理論
虹の理論2(人類学者の手記;作庭家の手記;タントリストの手記)
ファルマコスの島
ファルマコスの島2
エリアーデのために
ハッピー・エンド
参考資料 単行本あとがき

著者等紹介

中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950・5・28~。宗教学者、人類学者。山梨県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、多摩美術大学教授。1983年、『チベットのモーツァルト』を刊行、一躍ニュー・アカデミズムの旗手となる。同書でサントリー学芸賞を受賞。93年、『森のバロック』で読売文学賞受賞。96年、『哲学の東北』で斎藤緑雨賞受賞。2001年、『フィロソフィア・ヤポニカ』で伊藤整文学賞受賞。04年、『対称性人類学カイエ・ソバージュV』で小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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