講談社現代新書<br> 最高に贅沢なクラシック

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講談社現代新書
最高に贅沢なクラシック

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881616
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0273

出版社内容情報

オペラハウスのある都市を訪ねる。劇場が人々にもたらす快楽と人生を考察する。音楽が流れる至高のときを愉しむ痛快無比の芸術論。

オペラハウスのある都市を訪ねる。劇場が人々にもたらす快楽と人生を考察する。音楽が流れる至高のときを愉しむ痛快無比の芸術論。

【著者紹介】
1965年、東京都に生まれる。1987年、慶應義塾大学文学部美学美術史学科卒業。1989年、東京都立大学修士課程人文科学研究科修了。東京都立大学人文学部助手、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程専任講師、同助教授を経て、慶應義塾大学法学部助教授、現在慶應義塾大学法学部教授。
クラシック音楽評論家、文芸評論家。ドイツ文学、音楽史専攻。

内容説明

オーケストラ、極上ワイン、人生の贅沢を語り尽くす痛快無比の音楽論。

目次

最初に 芸術をめぐるタブー
序の章 香港―東京の隠喩としてのアジア都市
破の章 オーストリア―夢と知りつつ貫徹するたくらみ
急の章 イタリア―夢と現実がつながるところ
転の章 ドイツ―花咲く幸福の下で
承の章 フランス―明るい官能の楽しみ
起の章 六ヶ所村―文明の究極としての演奏会
後書きにかえて モラルとしての豊かさ

著者等紹介

許光俊[キョミツトシ]
1965年、東京都に生まれる。1987年、慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。1989年、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学人文学部助手、横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程専任講師、同助教授、慶應義塾大学法学部助教授を経て、同大学法学部教授。クラシック音楽評論家、文芸評論家。ドイツ文学、音楽史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

311
著者はいきなり「電車に乗って通勤している人間にはクラシックはわからない」、「トヨタ車に乗って満足している人間にはクラシックはわからない」なんて言う。それならコーラを愛飲している(?)人間(著者のこと)にもクラシックはわからないんじゃないか?などと、揚げ足を取りだしたらキリがない。まあ、アチラコチラにボロを出している(もちろん、著者は気が付いていないだろう)のを冷やかしながら読む分にはなかなか面白い。中には「いっしょに『ミュンヘン』という夢を見ている」などという実に魅力的な表現もあったりするのだから。2016/04/20

だいだい(橙)

20
図書館本。この本は「新書」という日本の大衆向けの体裁をとっている。その本で「美は限られたものにしか理解できない」と言ってもなあ・・・と言う気はする。著者は毒舌で知られ、それなりの人気があるようなので、この書きっぷりも受け狙いだと思うけれど、「クラシックは豊かな人たちのものである」と言っておきながら「一階席の金持ちたち・・・演奏になど興味がない」と金持ちをけなすあたりが自己矛盾。香港から始まり、六ケ所村で終わり、間にイタリア、ドイツ、フランスを挟む趣向は面白いが、私はグルメにもスポーツカーにも興味はない。2023/03/07

訪問者

7
筆者が語るようにクラシックを含む芸術は豊かさや贅沢の上に築かれるものではあるが、著者のメソッドは中々極端で、アドバイス通りにできる人は少ないだろう。ただ、豊かであれ、幸福であれという姿勢はその通りだと思う。2020/01/24

よしひろ

7
フランスやイタリアの文化的な豊かさに触れる。それに伴って出現する音楽家、名曲、名演奏家たち。クラシックの魅力が詰まっている。2016/04/14

Sachi

7
著者の本を読むのは3冊目。これまでの笑いながら読む本と毛色が違っていた。クラシックより各地のレストランと料理の方に心が奪われました。旅行したいなぁ。それにしても著者のクラシックへの執着はすごいですね。2015/04/30

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