講談社現代新書<br> ビートルズの謎

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講談社現代新書
ビートルズの謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062879705
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0273

出版社内容情報

今も新証言や資料が発掘され、伝説が覆されている! 驚愕あふれる1冊。デビューの謎から解散の真相まで徹底検証! 映画『レット・イット・ビー』の警官出動は「やらせ」だった? ビートルズが解散したのは70年ではない? ──伝説となったさまざまなエピソードの真相に迫る! (講談社現代新書)

第1章 レイモンド・ジョーンズは実在したか
第2章 シタールはどこからやってきたのか
第3章 『ラバー・ソウル』vs.『ペット・サウンズ』伝説の死角を検証する
第4章 “ブッチャー・カヴァー”回収騒動の真相
第5章 『リヴォルヴァー』はどうして“回転式連発銃”なのか
第6章 『ホワイト・アルバム』限定番号は世紀のペテンだった!?
第7章 映画『レット・イット・ビー』を巡る謎と推測
第8章 ビートルズ解散劇の舞台裏


中山 康樹[ナカヤマ ヤスキ]
著・文・その他

内容説明

誰がブライアン・エプスタインにビートルズを教えたか。映画『レット・イット・ビー』に「やらせ」はあったか。発禁ジャケットはなぜ生まれたか。なぜ、どのように解散したのか。伝説解明へのマジカル・ミステリー・ツアー。本書では、筆者がかねてから疑問に思っていたこと、伝説や定説とされる数々のエピソードにおける明らかな“ほころび”や矛盾、不思議、新たな謎、素朴な疑問等々に対して、可能なかぎり物的証拠を挙げ、検証を試みた。

目次

第1章 レイモンド・ジョーンズは実在したか
第2章 シタールはどこからやってきたのか
第3章 『ラバー・ソウル』VS.『ペット・サウンズ』伝説の死角を検証する
第4章 “ブッチャー・カヴァー”の回収騒動の真相
第5章 『リヴォルヴァー』はどうして“回転式連発銃”なのか
第6章 『ホワイト・アルバム』限定番号は世紀のペテンだった!?
第7章 映画『レット・イット・ビー』を巡る謎と推測
第8章 ビートルズ解散劇の舞台裏

著者等紹介

中山康樹[ナカヤマヤスキ]
1952年大阪府生まれ。「スイング・ジャーナル」編集長を経て、現在は音楽評論で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

27
ビギナー向けのようだが中身はそうではない。ビートルズのマネジャー、ブライアン・エプスタインの著書「ビートルズ神話(邦題・絶版)」のなかでエプスタインにビートルズを知らしめるレイモン・ジョーンズなる人物のその追っかけは、手元にその著書がなければ(自分には中2のときに購入したその著書が手元にある)、ピンと来ないだろう。(それにしてもレイモンド・ジョーンズが実在の人物であったなんて!ちょっとココロ震えた)。また解散に至る経緯でのドロドロも、実は四人の親友としての「絆」は案外強いものだったことを感じさせてくれた。2015/05/24

かしまさ

12
「Rwvolver」のニューミックスが出てから猛烈にビートルズ復習中。ビートルズの楽曲ではなく「歴史」としてのビートルズについての本なのでアルバム全部持ってる程度の(それでも充分熱烈なんだが)ファンはびっくりしちゃうほどディープな内容。「レイモンドジョーンズ」とか「ブッチャーカバー」とか聞いてピンと来る人じゃないとついて行けない😅 あまりにも存在が大きすぎていろんな憶測がまことしやかに囁かれるビートルズだけど今となっては確かめようがないものも多いんだな。唯一確かなのは曲が素晴らしいということ。2022/12/02

たらお

9
図書館本。ビートルズの基礎知識を得ようと思って読み始めたら、他の読者さんも書いている通り、マニアック。ただ、興味深く読めたところもあった。ビートルズのアルバムには英国版と米国版があって、我々が聴いているのは米国版「ラバー・ソウル」。ロック色の残る英国版とは違い、フォーク色の強いものだったことを知る。ビーチ・ボーイズが影響を受けたのも米国版で、そこから「ペット・サウンズ」が生まれる。商売とはいえ、当時のアメリカのレコード会社はバンドの意図を無視して、曲の入れ替えや切り売りをよくやるよなぁと感じた。2015/04/20

ぐうぐう

7
ビートルズ神話において定説とされていることへの懐疑、そして謎とされているエピソードの解明を主題とする新書。アメリカ盤『イエスタディ・アンド・トゥディ』の発売すぐに回収されたブッチャー・カヴァーや、『ホワイト・アルバム』の限定番号の疑問など、やや地味でマニアックすぎる謎へのアプローチは読者を選んでしまうが、解散への流れを整理した章は実に興味深かった。誰が解散への流れを作り出し、最終的に解散が成立した過程は、初めて知ることが多かった。へえー!!!2009/05/10

ともとも

3
往年のファンでも疑問にすら思わなかったようなこと、狭く絞って深く掘り下げている。 映画『Let It Be』屋上コンサート警察出動「やらせ」疑惑の検証は、カメラと音響の不自然さにまで踏み込んでいて腑に落ちる推理を展開している。 『Anthology』シリーズも含む全曲を網羅して聴いている人向き。初心者向きではない。2013/10/18

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