内容説明
“カラカラ”しながら恋のデフレスパイラル(!)に嵌っていく「針谷の小説」、“あなた”へ向けられた狂気の愛がほとばしる「仇枕」の荒くれ大学生篇と、青春の正体をさわやかに描いた「ファイアボール」、万能生徒会長が八面六臂に暗躍する「生徒会長小見山禅悟」(書き下ろし)の穏健高校生篇とが収録された、駆け出しの暴走作家・針谷の出発点。「針谷の小説」は、第13回三田文学新人賞受賞作。
著者等紹介
針谷卓史[ハリヤタクシ]
1977年生まれ。「針谷の小説」で第13回三田文学新人賞を受賞。講談社BOXより『花散里』にて単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
8
前半の2編は後味悪く、主人公がどうにも気持ち悪くて合わなかったが、後半2作は結構面白かった。森見登美彦さんに通じるものはあるがこちらの方が振れすぎてる感がある。2023/11/10
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) “カラカラ”しながら恋のデフレスパイラル(!)に嵌っていく「針谷の小説」、“あなた”へ向けられた狂気の愛がほとばしる「仇枕」の荒くれ大学生篇と、青春の正体をさわやかに描いた「ファイアボール」、万能生徒会長が八面六臂に暗躍する「生徒会長小見山禅悟」(書き下ろし)の穏健高校生篇とが収録された、駆け出しの暴走作家・針谷の出発点。「針谷の小説」は、第13回三田文学新人賞受賞作。 2008/10/15
茶子鉛筆
1
モテない大学生が自意識過剰気味の妄想をこじらせて負のスパイラルにはまり込む「針谷の小説」が好き。考えすぎだよ君。どこかで大暴発しそうなのになかなかそうならないあたりも。2013/04/21
レフ
0
『生徒会長小宮山禅悟』は面白かった。『ファイアボール』あたりは読んでもいない。2010/01/30
るっぴぃ
0
読後感の悪さとしてはピカイチ。個人的に好きなのは狂気度が半端ではない「仇枕」かな。2009/12/24