• ポイントキャンペーン

講談社+α文庫
今すぐつくれる江戸小鉢レシピ―シンプルで粋。

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 128p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062815673
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C2177

出版社内容情報

実は健康的で経済的だった「江戸料理」。どこでも手に入る基本調味料と食材で、簡単&“粋”な肴と小鉢68品を、江戸ばなしとともに江戸料理が確立したのは、化政文化(1804?1830年)華やかなりし頃。
余計なものをそぎ落としたシンプルな江戸料理は、一見地味ながら、上方料理にはない「粋」を感じる庶民の和食です。
どこの家にもある基本の調味料、すぐ手に入る季節の食材でささっと作れ、しかもヘルシー。
冷蔵庫もなく、油は高価でガスや電気コンロもない時代だからこそ、
ムダを出さず、手をかけず、からだにもお財布にもやさしい、エコな工夫に満ちています。

本書では、著者が再現を試みた江戸料理のなかでも、
手間も時間もかからず、ごく簡単に作れる酒の肴と小鉢を厳選。
とくにメタボ解消やダイエットにも効果的と思われる68品を、
現代の味覚に合わせたレシピで紹介します。

「ちょっとつまみたい」「あともう一品!」というときにピッタリの、
からだによくて、“おつ”な味。
季節や暮らしを楽しむ粋な知恵が盛り込まれた、気の利いた“おつ旨”レシピです。
「江戸っ子の食生活」や「浮世絵に見る江戸の食」など、
江戸文化に詳しい著者ならではの蘊蓄が語られる“江戸ばなし”も楽しい。

◆手間いらず 絶品! 風流つまみ
大根の青のり和え/大根の桜えび和え/焼き大根/長ねぎのぬた/いかげその明太子和え/なすのからし和え/りんごのごま山椒和え/焼きにんにく/そら豆のうま煮/磯納豆/まぐろ納豆/いか納豆/さつま芋のなんば煮/油揚げの甘煮/焼き柿/なすと里芋の田楽/なすの鉄火みそ/蛤鍋/新しょうがのみそ漬け/あじの焦がしみそ汁/揚げそば/みょうがの辛み漬け/山芋のしょうゆ漬け/刺身の黄金和え
車 浮代の江戸ばなし1──和食礼賛
◆江戸で人気の食材で 今様 おかず百珍
〈豆腐を使って〉あられ豆腐/えびの白和え/クレソンの白和え/にんじんの白和え/八杯豆腐/うつし豆腐 /みぞれ鍋/みそ漬け豆腐/雷豆腐/芝蘭豆腐/石焼き豆腐/三白鍋/湯やっこ/玲瓏豆腐/
〈卵を使って〉鳴き卵/磯菜卵/煮卵/卵飯/卵の黄金漬け
〈魚介を使って〉かつおのたたき漬け/かつおのたたき/さんまのわた焼き/まながつおのこしょうじょうゆ焼き/ねぎま鍋/いわしの梅煮/鮭の香味煮/いかの塩辛/かきのしぐれ煮/甘鯛の昆布〆
車 浮代の江戸ばなし2──江戸っ子の食生活
◆小腹も喜ぶ 〆の楽しみ
深川飯/塩辛うどん/やっこ丼/こしょう飯/鯛茶漬け/かぴたん飯/千疋めし/茶飯/豆腐めん/鯛にゅうめん/芋汁/こんにゃくみぞれ汁
車 浮代の江戸ばなし3──江戸の食、おもしろ話
〈ご飯の友〉
のりの佃煮/なめたけ/ふきみそ
車 浮代の江戸ばなし4──浮世絵に観る江戸の食


車 浮代[クルマ ウキヨ]
著・文・その他

内容説明

余計なものをそぎ落としたシンプルな江戸料理は、上方料理の華やかさとは違う、江戸ならではの「粋」を感じる庶民の和食。どこの家にもある基本の調味料、すぐ手に入る季節の食材でささっと作れ、しかもヘルシー。ムダを出さず、手間もなく、からだにもお財布にもやさしい、エコな工夫に満ちています。「ちょっとつまみたい」「あともう一品!」にピッタリの、気の利いた“おつ旨”レシピ。江戸文化に詳しい著者ならではの蘊蓄が楽しい“江戸ばなし”も収録。

目次

1章 手間いらず絶品!風流つまみ(大根の青のり和え;大根の桜えび和え;焼き大根 ほか)
2章 江戸で人気の食材で今様おかず百珍(豆腐を使って;卵を使って;魚介を使って)
3章 小腹も喜ぶ〆の楽しみ(深川飯;塩辛うどん;やっこ丼 ほか)

著者等紹介

車浮代[クルマウキヨ]
時代小説家。江戸文化研究家。江戸文化のなかでも、特に浮世絵と江戸料理に造詣が深い。大阪出身。大阪芸術大学デザイン学科卒業。映画監督・新藤兼人氏に師事し、シナリオを学ぶ。現在はテレビ、新聞、雑誌などで江戸文化や江戸料理に関する取材に応えるほか、セミナーや講演も多い。みずから料理製作、撮影までこなしている。日本ペンクラブ会員。国際浮世絵学会会員。シナリオ作家協会主催第18回大伴昌司賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佳音

70
よかったです。あたりまえのようで作っていなかったものや白和えなど作っていながら再発見した一品などが学べました。 簡単なものほど感心しきり。 豆腐に蛤の取り合わせは新鮮だった。2015/10/26

量甘

6
素材の味を生かしたシンプルで粋な江戸の料理。江戸の気分を味わいたいとき作ってみるのも楽しそう。2016/03/16

へへろ~本舗

4
シンプルゆえに素材の味が活きる江戸小鉢料理が色々紹介されている。勿論、肉料理はない。2014/10/01

みっくん

0
シンプルで手軽に作れる副々菜っぽいものが多いです。もっとも、そういう趣旨ではないらしく、かつおのタタキのような主菜もありますが。個人的に「みおつくし料理帖」シリーズが好きな人に、お勧めしたいシリーズ。   内容の説明に「上方料理にはない」とありますが、いや、京大阪でも、日常のお総菜はこんなものです。お造り系統は、昔の上方には少なかったそうですが、いくらなんでも一般庶民のご飯が京料理や割烹料理なわけではありません。醤油や出汁には凝る家が多いとは思いますが。2015/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8233891
  • ご注意事項