出版社内容情報
信玄にもその器量を認められながら廻国修行に出た信綱は宝蔵院の槍、柳生の剣と出会う。兵法の極みを目指した男達の巨編、大団円へ!降臨 剣の極意とは、死なぬことなり。
血湧き、肉躍る剣戟。
立合の息詰まる心理。読後に深い余韻を残す、これぞ海道作品の真骨頂!
剛の神道流と柔の陰流を融合させ「新陰流」を編み出した秀綱。だが度重なる戦の中で兵法者として円熟を増しながら戦国武将としての苦悩は続く。敵方、信玄にまでその天稟を認められながらも晩年、兵法の極みを目指して出た廻国修行で、ついに「転(まろばし)」の極意に至る。己の信じる道を突き進んだ漢(おとこ)の熱い生き様!
※本書は、2005年11月に新潮文庫より刊行されたものを上下に分冊しました。
其の七 怒 濤
A.D.1545. Province Musashi,The Castle "KAWAGOE".
其の八 一 槍
A.D.1556. Province Kouzuke,The Castle "OHGO".
其の九 受 命
A.D.1563. Province Kouzuke,The Castle "MINOWA".
其の拾 闘 茶
A.D.1563. Province Ise,The Chateau "KIRIYAMA".
其の拾壱 盟 友
A.D.1563. Province Yamato,Primary Capital "NARA".
其の拾弐 死 合
A.D.1563. Soul Shadows Under The Serious Sunlight.
破の舞 輪 廻
After A.D.1563. Chain Reactions Of Soul Synchronicity.
阿呆舟の途方──文庫版あとがきにかえて
阿呆舟、再び──文庫新版の跋にかえて
海道 龍一朗[カイトウ リュウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
剛の神道流と柔の陰流を融合させ「新陰流」を編み出した秀綱。だが度重なる戦の中で兵法者として円熟を増しながら戦国武将としての苦悩は続く。敵方、信玄にまでその天稟を認められながらも晩年、兵法の極みを目指して出た廻国修行で、ついに「転」の極意に至る。己の信じる道を突き進んだ漢の熱い生き様。
著者等紹介
海道龍一朗[カイトウリュウイチロウ]
1959年生まれ。2003年に『真剣』でデビュー、中山義秀文学賞の候補作となり、書評家や歴史小説ファンから絶賛を浴びる。2010年には『天佑、我にあり』が第1回山田風太郎賞、第13回大藪春彦賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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goro@80.7
姉勤
アイゼナハ@灯れ松明の火
只三郎
タカボー