出版社内容情報
離島の診療所で助手を務める相川三郎は、所長の出張中に運び込まれた女子大生・亜希子の手術に挑むが……。傑作長編ロマン。連続TVドラマ原作
図らずも偽医者を演じることになってしまった男が大病院の令嬢と恋に落ちたとき、一体何が起きるのか?
スリリングな展開に引き込まれる屈指の名作!
離島の診療所に勤める三郎は、島で唯一の医師である所長を助け、医師資格を持たない身ながら診療を行っていた。所長が島外へ出かけたある日、観光客の女子大生が急患として運び込まれる。今すぐ手術をしなければ、若く美しい命が失われる。三郎は意を決して、初の大手術に挑むが……。手に汗握る傑作長編!
渡辺 淳一[ワタナベ ジュンイチ]
著・文・その他
内容説明
離島の診療所に勤める三郎は、島で唯一の医師である所長を助け、医師資格を持たない身ながら診療を行っていた。所長が島外へ出かけたある日、観光客の女子大生が急患として運び込まれる。今すぐ手術をしなければ、若く美しい命が失われる。三郎は意を決して、初の大手術に挑むが…。手に汗握る傑作長編。
著者等紹介
渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。札幌医大卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞。2003年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らむり
36
テレビドラマは全く見ていませんが、面白かったです。前半はドキドキですが、後半、亜希子との関係はちょっと強引?年配男性作家なので、女性の言葉が不自然なのがかなり残念!2013/09/11
幹事検定1級
30
故渡辺先生の医療小説。医師だけに医療現場の描写はリアルそのもの。それでいて堅苦しくなく、どんどんのめり込む筆力はさすが。 伊豆諸島のとある離島での病院を背景にしたストーリー。なんといっても医師免許ももたず、医師である所長から薫陶を受けて、医療のスキルを身に着けていく主人公にハラハラします。 さて、さらにドキドキ感が増しそうな下巻にこれから突入していきます。2014/12/16
ぱなお
29
長谷川博己主演のドラマを観ていて、原作が渡辺淳一だと知らなかった。孤島の無資格医の三郎は、島では面倒見の良い看護師の明子(稲森いずみ)といい関係だった。ある日、旅行で遊びにきた大病院の令嬢の亜希子(木村文乃)の命を救い、お互いに惹かれる関係になってしまう。亜希子の両親にも気に入られ、医師としての腕を見込まれた三郎は亜希子の婿に来て欲しいと言われる。長谷川博己が好き、病院ものが好き、登り詰めて落ちて行く系が好き。もれなくこのドラマも好きでした。最初は違ってたのに、嘘や奢りを身に纏ったあとは落ちて行く…。2020/10/09
佳乃
27
三郎、相当ダメダメな男だな・・・医師免許がないのに、「やれ!!」と言われたから、とそこに自分の意思が見えないし、何かあってからでは本当に取り返しがつかないのに。浅はかすぎる。確かに医師免許を持っているヤブ医者よりはいいとは思う。飲み込みが早い。真剣に取り組むのもいい。けど、やっぱり免許がない。下巻はどうなるのかな?村木所長はどうなるのかな?2015/03/01
たらこ
27
ドラマ面白いから原作も読んでみて~!と借りました。渡辺淳一さん、失楽園以来です。ドラマは見てませんが読みだしたら突っ込み所がいっぱいで、面白いかも~^^この本、30年も前に書かれてるんですね。突っ込み所満載で下へ・・・2013/05/24