講談社文庫<br> 十六歳のオリザの冒険をしるす本

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講談社文庫
十六歳のオリザの冒険をしるす本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 439p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062766753
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

1979年5月、少年オリザは、自転車のペダルを踏みしめ世界へ旅立った。青春の一ページを鮮やかに記録した、比類なき冒険旅行記劇作家・平田オリザのデビュー作
この世界一周自転車旅行から、すべては始まった!

僕は、いつからか、「何故、何故、何故……」と、余りに挑戦的に問いかけてくる人びとに対しては、少々卑怯な方法ではあるが、こう答えることにしていた。
何故、理由なく旅に出てはいけないのですか?――<本文より>

世界一周自転車旅行を計画した少年オリザは、1979年5月、いよいよ2年間の休学届を高校に提出し、世界へ向かって旅立った。親子関係、友情、異性、民族、貧困、人生、芸術……さまざまな問題にぶつかり、時に悩みながら記録した、劇作家・平田オリザの処女作にして、色褪せることのない傑作冒険旅行記!

序章
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
第11章
第12章
第13章
第14章
第15章
第16章
第17章
第18章
第19章
終章
資料
初版あとがき
文庫版あとがき


平田 オリザ[ヒラタ オリザ]
著・文・その他

内容説明

世界一周自転車旅行を計画した少年オリザは、1979年5月、いよいよ二年間の休学届を高校に提出し、世界へ向かって旅立った。親子関係、友情、異性、民族、貧困、人生、芸術…さまざまな問題にぶつかり、時に悩みながら記録した、劇作家・平田オリザの処女作にして、色褪せることのない傑作冒険旅行記。

著者等紹介

平田オリザ[ヒラタオリザ]
劇作家・演出家。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。1962年東京生まれ。自転車による世界一周旅行より帰国後、高校中退。大学入学資格検定試験を経て、国際基督教大学教養学部に入学。在学中に劇団「青年団」を結成。大学3年時に韓国の延世大学に1年間留学。卒業後すぐに、こまばアゴラ劇場の経営者となる。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞を受賞。2003年『その河をこえて、五月』で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

46
その昔十六歳のオリザの冒険を読んだ二十歳の僕はそんなに感銘を受けなかったが、二十六年ぶりに読んだ今回は色々羨ましくなった。2014/11/15

ごま麦茶

5
劇作家・演出家の平田オリザさんが、16歳の時、自転車で世界1周の旅に出た時の話。16歳で1人で海外…海外旅行の経験も殆ど無く、日本でのんびり過ごしてきた私としてはとてつもない冒険のように感じました。初版の発行が1981年。一緒に旅をさせてもらってるような気持ちになりながら、16歳だけど様々な土地で様々な人とか結構お酒をの飲んだりするところにビックリしたり、友人たちとの手紙の内容に今こんな風に政治や人生のことを考えてる若者はいるのかしら?と思ったり。日記みたいだけど、小説のようでもあり、とても面白かった!2024/03/24

mataasita

5
半端ない。天才は少年のころからこんなに文才があるのか。これを読んだら小説家になろうとか芸術の分野にいこうとか思わないのでは。旅は人から見たら尻切れトンボ、でも本人にとっては内面的に完結している。旅とはそういうものだな。2019/05/06

Roti

4
16歳の少年が高校進学よりも、その時期に世界を旅することを選び、実践する旅行記。内容は日本にいる親族や友達との手紙と立ち寄った国々でのエピソードで構成される。とはいえ紀行文としてはその記述が少なく、物足りない。しかしそれは海外を新鮮で冷静な目で見届ける本人の成熟度と、日本に残っている友達からの手紙における視野の落差と温度差が対比され、それぞれの青春が語られるのが主題だからであろう。子供がもう少し大きくなったら読ませたいと思う。2014/03/17

ジョンとらぼるた

3
演劇12を観て、平田オリザ氏が16歳の時に自転車世界一周したことを知り、手に取った書。「冒険には、周到な準備期間と、その準備期間の空虚に耐える精神力が何より求められる。」平田氏が現在行っている演劇は、冒険かぁ。「今も生き残っている人々は、みな何らかの戦略を持ってやってきた。」2012/11/01

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