内容説明
「このところ眠れなくて」スペースアイランド“飛翔”で暮らすスティーヴ・レイン(23歳。男性)は、人体コンディショナーの許に相談に行った。しかし、睡眠時間の減少は、地球に住む人類全体にも広がっていた。人はなぜ眠るのか?どうして、睡眠時間が減っているのか?壮大な謎が、いま、解き明かされる。
著者等紹介
鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
覆面作家。1998年『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
45
2010/6/17 Amazonより届く。 2014/7/16〜7/18 宇宙ステーション「飛翔」で住人達の睡眠時間が急速に減少する事象が発生。その減少はやがて地球上の住人達にも及び始めやがて0時間になろうとするとき...という鯨版創世記。ではあるが、これはすべった方の鯨作品かなぁ。2014/07/18
ゴコ
3
【つまり夢は意識の残り火だよ。意味なんかない。】SF。宇宙に移住が可能になった未来の物語。徐々に人類全体の睡眠時間が減少していく。その理由を探すために睡眠の意味、夢を見る理由を探る。引用の文はその仮説の中で中二病的で好きな一文。睡眠の役割、そして様々な発見をした偉人達が夢にヒントを得た理由とは…。文章は話し言葉で進むので少し読みにくい。2017/02/05
茶々太郎
3
SFも書くのねー、以上の感想が出てこない。妙に壮大にした展開が、たまらなくチープだし。思いつきだけで書いた印象。2013/10/18
儚俣
2
全人類規模で睡眠が現象する謎を様々な側面から検証を始め、タイムリミットと外圧から追い込まれる緊迫感。その最後の瞬間、全てを放棄してトンデモ結論をぶん投げる作者。そして本を壁へぶん投げる読書。お見事。2014/03/29
バッタ
2
睡眠と夢の謎が解明されますが、途中までの学者たちのあーだこーだが何だったんだろう?な結論に至ったと思います。むしろ、あーだーこーだの部分が読み物として興味深かったです。2010/12/17