講談社文庫<br> 旅のいろ

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講談社文庫
旅のいろ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 551p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062764605
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

弁護士の風間は実業家の聖子と知り合う。どこまでも男に尽くす聖子。男たちには次々と死か破滅が訪れる。衝撃の性愛ミステリー。人を毀(こわ)していく衝動、命を削られゆく快楽

聖女か魔女か。卓抜した経営センスで破綻会社を再建し、名もなき映画監督や料理人に一夜の成功と限りない快楽をもたらす女、聖子。しかし彼女に関係した男たちには必ず、破滅か死が訪れる。毀(こわ)れゆく者たちを見送った弁護士風間もまた、彼女の樹海に足を踏み入れるが!?性の深淵を描ききる男と女のミステリー。

第一章 風のしるべ
第二章 薔薇の色
第三章 水の畔り
第四章 散る花
第五章 闇の中の雨
第六章 樹海
第七章 沼の深さ
第八章 虹の色


北方 謙三[キタカタ ケンゾウ]
著・文・その他

内容説明

聖女か魔女か。卓抜した経営センスで破綻会社を再建し、名もなき映画監督や料理人に一夜の成功と限りない快楽をもたらす女、聖子。しかし彼女に関係した男たちには必ず、破滅か死が訪れる。毀れゆく者たちを見送った弁護士風間もまた、彼女の樹海に足を踏み入れるが!?性の深淵を描ききる男と女のミステリー。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。’70年『明るい街』でデビュー。’81年『弔鐘はるかなり』でハードボイルド小説に新境地を開く。’83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞、’85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。’89年『武王の門』で歴史小説に挑み、’91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、さらに近年は『三国志』など中国小説での活躍も目覚ましく、2004年『楊家将』(PHP研究所)で吉川英治文学賞に、’05年には『水滸伝』全19巻(集英社)で司馬遼太郎賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空隼

2
長かったわりに結末が納得出来ない仕上がりでした。2019/05/18

ちょび〜

1
やっぱり最後は滅びに行き着く。ハードボイルド的恋愛小説。2015/11/01

たか。

0
この作品はハードボイルドの要素が含まれた官能小説って感じてした。それはともかく聖子の過去が非常に気になる。何があって魔性の女になったのか。よくわからない女性でした。2013/10/30

銀狐

0
久々に北方現代作品。物語がどう終息を迎えるのかが気になったが、この描写は、なかなか…好みが別れる作品だ。この年になると、主人公はほとんど年下だが、数少ない年上作品。4年後に再読してみよう。少しは気持ちがわかるようになっているかも。2013/09/28

シロー

0
すっかり時代小説家になってしまった北方さん。たまに現代劇をやると「夜の眼」「白日」に続いてまたまた官能路線かよ… そもそも「滅びの美学」みたいなのが全く理解できない(「檻」ですら駄目)ので最近の北方現代劇は全然ですね。「逃れの街」みたいなのはもう無理なのかなぁ… ただハードボイルドと官能小説は行間を読者に委ねるという点では似ているかもしれない。 PS 肛門のくだりはエッセイでも自慢げに語っていたので本当に趣味なのかも…2013/04/23

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