内容説明
志垣警部と和久井刑事が東京ドームで巨人‐阪神戦を楽しんだ夜、球場そばのスパリゾートを訪れた会社員が殺された。死体はユニフォーム姿で下着は着けず、なぜか左腕に二個の腕時計をはめていた。さらに第二の殺人は大阪で。転勤族の男たちが家族を裏切って求めた新しい愛の裏に、驚愕の罠が仕掛けられていた。
著者等紹介
吉村達也［ヨシムラタツヤ］
１９５２年、東京都生まれ。１９８６年『Ｋの悲劇』でデビュー。１９９０年から専業作家に。ミステリーとホラーを中心に、著作総数は１８０冊を超える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
25
2008/10/17 Amazonにて購入。 2012/12/17～12/21 志垣警部と和久井刑事の温泉殺人シリーズ。相変わらずサクサク読める吉村達也作品。今回も得意の人間心理を中心に据えたストーリー。私はこのやり方はズルいとずっと思っている（だって、そう思っていた、というのは何の反論も出来ないから）が、面白く読めるのも事実。今回は、志垣警部の迫力ある一面に出会えたのが収穫。 でも、吉村さんが亡くなってしまって、このシリーズもあと何作読めるのだろうか。2012/12/21
coco夏ko10角
20
温泉殺人事件シリーズ。タイトルは大江戸温泉だけどメインはラクーアの方かな。温泉施設でのトリックなるほどと。単身赴任のサラリーマンの心情、そうか…。取調での志垣警部なんかかっこよかった。2020/05/10
ムーミンママ
1
《積ん読本》野球のことは詳しくないので ちょっとスルー気味に(笑) 人間 ここまで卑屈になれるのか｡｡汗 途中までアホっぽい(ごめんなさい)志垣警部ですが取り調べてでは格好いいです。2020/04/24
かめかめ
0
温泉殺人事件シリーズ第19弾です。 舞台は伝統の巨人対阪神戦。 東京と大阪とのサラリーマンの悲哀。 男と女の心の動き。 よくこんなストーリーを考えつくものですね。 570ページという文庫本にしてはページ数が多いのですが、 一気に読めてしまいます。2009/08/20
あ～ち
0
野球野球だったから、それに興味ないのでちょっとがっかり。それにしてもこの警察コンビは親子みたいに仲がいいな。初期の頃のも読んでみたいけど、それがどれなのか探すのも大変・・・。ホラーとかと違ってこのシリーズは笑い心がたくさんあるから好き。2010/03/01
