内容説明
玉門関を越えた三蔵法師らは火焔山で焼かれ、羅刹女の芭蕉扇を得たい悟空は因縁の牛魔王と闘い、女好き猪八戒は女人国で身篭もってしまう始末…。時代を超え愛され続けてきた『西遊記』。中国小説第一人者の該博な知識が原典の魅力を引き出す。天竺への道程、それは中華幻想譚の源流をめぐる旅でもある。
著者等紹介
陳舜臣[チンシュンシン]
1924年神戸市に生まれる。大阪外国語学校インド語部卒業。『枯草の根』で江戸川乱歩賞、『青玉獅子香炉』で直木賞、『諸葛孔明』(上・下)で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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