内容説明
幕末に島津斉彬の養女として、将軍家定に嫁した天璋院篤姫。徳川と島津の雪解けのように言われる縁組だったが江戸期の徳川島津関係は関ヶ原の遺恨による敵対関係では、決してなかった!?両家の創始から現代まで、著者ならではの斬新な論で数多くのエピソードを鋭く紐解いてゆく。歴史ノンフィクション。
目次
第1章 中世の黄昏に三河で近世日本の歴史が始まった
第2章 島津氏の先祖は秦の始皇帝か源頼朝か
第3章 「風林火山」の時代を生き残った家康の知恵
第4章 島津のおかげで秀吉に滅ぼされなかった家康の幸運
第5章 豊臣が滅んだ理由・島津が生き残った理由
第6章 経営安定・生まれながらの将軍と天下太平
第7章 停滞期・高学歴幹部の時代と「大奥繚乱」
第8章 再建計画―問題の核心に至らず
第9章 「吉宗の恋人」の輿入れで島津が表舞台に
第10章 島津に暗君なし・将軍は馬鹿殿ばかり
第11章 営業譲渡―最後の将軍の孤独な闘いと天璋院篤姫
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県出身。東京大学法学部卒。フランス国立行政学院留学。国土庁長官官房参事官、通商産業省大臣官房情報管理課長などを経て評論家、徳島文理大学大学院教授。現実の政治や経済についての経験から歴史の謎を鋭く分析
八幡衣代[ヤワタキヌヨ]
1961年東京都出身。日本女子大学住居学科卒、東京大学大学院修士(建築系・耐震構造専攻)。東京都庁勤務。3年間フランス在住。滋賀県男女共同参画審議会委員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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