内容説明
薩摩・島津家の分家の姫として生まれながら、徳川13代将軍・家定の御台所(正室)となった篤姫。しかし、嫁いですぐに家定は急死、篤姫はわずか23歳で落飾して「天璋院」となる。将軍の跡継ぎをめぐる凄まじい抗争、倒幕運動の激化の中、江戸城を支えた彼女の波乱万丈の人生を徹底検証。文庫書き下ろし。
目次
序章 篤姫の婚礼にいたる謎
第1章 徳川家と島津家を結ぶ相剋の謎
第2章 島津藩主四代の、相剋の謎
第3章 幕府、開国にいたる謎
第4章 篤姫の婚礼にまつわる謎
第5章 大奥そのものの謎
第6章 大奥に生活した女たちの謎
第7章 十四代将軍家茂と皇女和宮の謎
第8章 十五代将軍慶喜と大奥の謎
終章 明治の天皇・徳川・島津家に関する謎
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958年大阪市に生まれる。1981年、奈良大学文学部史学科卒。同大学文学部研究員を経て、歴史家・作家として著述活動に入る。『歴史研究』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。