講談社文庫<br> 養老院より大学院

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講談社文庫
養老院より大学院

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757744
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

54歳で挑戦した東北大学大学院での3年間。時間や経済面のやりくり、若い学生とのつきあい、そもそも授業についていけるのか?同級生は18歳! 「学び直し」のすすめ

「すぐに大学院を受験し、大相撲を研究しよう」。後先を考えない無謀な試みか、それとも人生80年の今しかない絶妙のタイミングなのか!? “人生、出たとこ勝負”を座右の銘とする著者が挑んだ学生生活。想像以上の厳しい講義、若者だらけのキャンパス、その3年間はまさに「知的冒険活劇ロマン」であった!

前書き
第一章 受験を決めた本当の理由
 何もかも「男女共同参画」でいいのか?
 大学の選び方 私の場合
第二章 入学試験は難しかった
 受験勉強のやり方に失敗
 落ちてもいいわ 面白い経験だったから
第三章 見渡す限りの十八歳
 若者と仲良くしようと思うな
 男子学生の「喜び組」を組織
第四章 予想外の厳しさに焦る
 仙台に住むしかない忙しさ
 どんな学校を望んでいるのか熟考を
第五章 「非日常」に若返る社会人
 若い同級生たちの容赦ない突っ込み
 若い教授と若くない学生の微妙な面白さ
 社会人学生に遠


内館 牧子[ウチダテ マキコ]
著・文・その他

内容説明

「すぐに大学院を受験し、大相撲を研究しよう」。後先を考えない無謀な試みか、それとも人生80年の今しかない絶妙のタイミングなのか!?“人生、出たとこ勝負”を座右の銘とする著者が挑んだ学生生活。想像以上の厳しい講義、若者だらけのキャンパス、その3年間はまさに「知的冒険活劇ロマン」であった。

目次

第1章 受験を決めた本当の理由
第2章 入学試験は難しかった
第3章 見渡す限りの十八歳
第4章 予想外の厳しさに焦る
第5章 「非日常」に若返る社会人
第6章 得たもの失ったもの
第7章 大学院を修了した今

著者等紹介

内館牧子[ウチダテマキコ]
秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。小説家、エッセイストとしても活躍し、『義務と演技』『なめないでね、わたしのこと』(ともに幻冬舎文庫)、『女はなぜ土俵にあがれないのか』(幻冬舎新書)、『おしゃれに。男』『おしゃれに。女』(ともに潮出版社)、『出逢った頃の君でいて』(講談社文庫)、『愛し続けるのは無理である。』(講談社)などがある。2000年より日本相撲協会の横綱審議委員を務め、2003年、大相撲研究のため東北大学大学院に入学、2006年3月修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

57
★★★★Audible。学び続けよう。方法はいくらでもある。大学院だから素晴らしくて、カルチャースクールだから劣っているなんてことはない。自分に合った方法で、自分の知識欲を満たしていこう。とりあえず、今の私には読書がそれか。再読予定。2018/06/26

matfalcon

42
ほんまにタイムリーな本。横審委員の紅一点。なぜ女性が土俵に上がれないのか、で東北大から修士号をもらう。女性である官房長官、大阪府知事、宝塚市長が土俵にこだわるたび、「上から目線」を感じるのはオレだけ?あんたら、ふつうのオバサンであったとしてもそんな主張をしただろうか?男の戦いの場である土俵はいわば女性の分娩室(だから、「陣痛」)。男、入れる?高速道路のサービスエリアで男性トイレに平気で入るオバサンについてなんと言う?ただ、舞鶴市長が倒れたときに土俵にあがった女性を非難するのは論外。2018/04/06

のんぴ

34
若い子に混じって大学院生になって、興味のあることを勉強して、修論を書き、卒業するまでの、戸惑いや苦労が率直に書かれて、参考になる。やはり並大抵のパワーではない。相撲のように押して押して押しまくるガッツ溢れる人生。思いが強ければ道は開けるのか。2023/09/16

swshght

9
大人のための「学問のすゝめ」。何とも愉快な大学院体験記だ。著者の本業は脚本家らしい。そして好角家として知られる。モットーは「人生、出たとこ勝負」。彼女は見事に実行する。なんと50代にして大学院へ進むのだ。研究テーマは大相撲。これは無謀か英断か。この時点ですでに抜群の面白さがある。話は大学院選びから始まり、院試を経て、三年にわたる怒涛の院生活へといたる。研究発表、原書講読、討論、フィールド・ワーク、学会、そして修論執筆。学問と格闘し、学問を研磨する日々が快活に綴られている。読んだらきっと勉強したくなるはず。2013/10/27

風竜胆

8
内館牧子さんの愉快な大学院体験記。2013/08/14

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