内容説明
掟やぶりの結末を書いた推理作家志望の学生が狙っていたものは?芥川の「鼻」をラストまで読まなかった悲劇とは?高速道路の大渋滞が決めた男の運命とは?如月透という偽名を用いた殺人者が陥った意外な罠とは?6つのミステリーすべてが衝撃のどんでん返し。あなたは物語の終幕を推理できるか。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年、東京都生まれ。1986年『Kの悲劇』でデビュー。1990年から専業作家に。ミステリーとホラーを中心に、著作総数は170冊を超える。日本全国の温泉めぐりを楽しみながら推理ドラマが展開する、人気キャラクター志垣警部と和久井刑事の《温泉殺人事件》シリーズ、家庭教師・軽井沢純子シリーズ、推理作家・朝比奈耕作シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
16
6つの作品収録の短編集。全部にイントロダクションついてるけどない方がよかったかも。『渋滞20キロの逆転』がよかった。2020/07/30
gonta19
8
2011/9/13〜9/14 購入してから、1994年に発売された光文社文庫版とダブり買いしてしまったことに気づいた本。著者解説付きで「お楽しみはこれまでだ」、「時計台は語る」、「君の瞳に恋してる」、「鼻」、「大井松田ー御殿場 渋滞20キロの逆転」、「如月透の犯罪」の6編からなる短編集。 いつもの吉村節とでも言うか、軽い会話調で気軽に読めるミステリ、という感じ。と6つ読んだがまったく記憶に残っていなかった。ある意味良かったのだが、何となく釈然としない。この中のベストは「渋滞20キロ」かな。2011/09/14
寿々喜節句
7
ミステリー短編集(?)ショートショートに近いのか??小粒中の小粒。強いてベストを選ぶなら「鼻」にしておこうかな。幕間の作者の言葉はあってもなくても......。2014/12/31
そのぼん
7
6編のミステリー短編集でした。本編もさることながら、一編ことに収められている作者の解説も興味深かったです。2012/01/13
あああ
6
なんか今邑彩っぽいですね。面白かったです。短編だし、読みやすいし、謎も興味深いし。この作家さんの他の本も読んでみようかな。2018/02/13