講談社文庫<br> 人生うろうろ

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講談社文庫
人生うろうろ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062736312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一流企業の課長が、酔っぱらった勢いで墓をいくつもひっくり返して、警察に捕まってしまった。課長をとんでもない暴挙に駆りたてた理由を描く「野間家先祖代々之墓」。妊婦の家族の悲喜劇がバカバカしい「蛭子坂産婦人科」。就職、結婚、出産、離婚、転職など、人生の転機を清水流にスケッチした傑作短編集。

著者等紹介

清水義範[シミズヨシノリ]
1947年名古屋市生まれ。愛知教育大学国語科卒。1981年『昭和御前試合』で文壇デビュー。1986年『蕎麦ときしめん』でパスティーシュのジャンルを確立。1988年『国語入試問題必勝法』により吉川英治文学新人賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Our Homeisland

18
良い本です。楽しかったです。清水さんのものはかなり読んでいるファンとしては、彼の作品を読み終わった登録をするたびに、ここ読書メーターでの登録数があまりに少ないのに、がっかりさせられます。たいして面白いとも思えない、、、あれやそれや、、がたくさんの人が読んでいるのに、、残念です。うならされる場面、「なるほど」を思う場面、「上手い!」と快哉をあげたくなる場面がたくさんあります。着眼点、発想法がすごいのでしょうね。懐の深い作家であるだけでなく、このような考え方が出来る人は、人生の達人でもあるのだろうと思います。2013/08/13

RED FOX

13
再読。清水ヨチノリ、読み終わるのがもったいない(笑)20数年前の作品のようで、そこはかとなく時代を感じますが、考えれば考えるほど面白みがジワジワ伝わってきます。人生を笑いつつ哀しみつつ・・・。2014/12/12

James Hayashi

11
短編集。「狭いながらも」家族で新築のマイホームプランをし、新居が出来上がりいざ引越しという時に、とんでもないオチがある。これ以外の話は全然盛り上がりがなく、響かなかった。「国語入試問題必勝法」はぜひ手にとって見たい作品だが、こちらはオススメできず。 2014/03/15

内緒です

10
人生をうろうろしたら出くわす話。読みごたえたっぷり!2013/07/02

たいよう

8
タイトルに惹かれて購入(BOOK・OFFですけど)。墓をいくつもひっくりかえした課長さんの悩み、産婦人科での妊婦への接し方あれこれ、就職面接の駆け引き、やっと手に入るマイホームに自分の書斎をもらえない夫の諦め。どの話も「ある、ある」と納得する話ばかり。みんないろいろあってうろうろするんだよ、あなただけじゃないよとちょっと励まされました。2016/02/07

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