講談社文庫<br> 大学医学部の危機

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講談社文庫
大学医学部の危機

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062733458
  • NDC分類 490.7
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

44
医療にも造詣が深い保阪氏の20年も前の著書ながら、ここで指摘されている様々な問題点は、いまも解消されていないように見えます。医師の倫理観の欠如、学閥主義、学費の高騰、医学生の資質……。戦後直後に比べて医学部は倍増した一方、人口減で医者余りが始まっています。生殖医療や遺伝子治療等、技術の進歩で明るい未来がはやされますが、オウム真理教にかぶれてしまった医者が少なからずいた史実をふまえると、性善説にとらわれず、医療の世界を見守っていかなくてはなりませんね。2017/04/08

Noriko S

1
15年前の本。初期研修医制度、学生講義など変わったところもあるが、15年たっても根底にあるものは大きく変化していないと感じた。15年も前から国民医療費は危機的だと言っていたのね。医師を減らすと書いてあった。現在は医師不足。15年の変遷が分かって面白い。 「良き医師になるには、目の前の患者さんに真剣に向き合うこと」これはいつになっても変わらないと思う。初心に帰ろう。2016/12/27

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