内容説明
千年前の女性達はいかに恋し、生きたのか。艶麗な現代語訳で『源氏物語』を現代に甦らせた寂聴尼が、『源氏』の魅力と恋愛観、性愛模様を、十一人のエキスパートと縦横無尽に語り合う言葉の饗宴。
目次
千年前の「女」たち(暉峻康隆)
二十世紀最後の『源氏物語』訳(永井路子)
今読んでも新鮮な魅力(橋本治)
恋愛に嫉妬はつきもの(柴門ふみ)
源氏、恋のまんだら(馬場あき子)
言葉と絵の競艶(石踊達哉)
「最古の長編小説」を全人格で読む(丸谷才一)
今も昔も恋こそ人生の原動力(俵万智)
永遠のラブロマン(林真理子;冨田勲;篠田正浩)