講談社文庫
誰もわたしを愛さない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062732864
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

柚木草平は、時に探偵の依頼もこなす元刑事のルポライター。渋谷のラブホテルで、女子高生が絞殺された。警察の発表では、行きずりの犯行らしいが。謎には強いが女にゃからきし弱いハードボイルド探偵が、新相棒・小高直海のコンビで挑む、女子高生殺人事件の不可解ワールド。本格探偵物語、傑作ミステリー。

著者等紹介

樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年群馬県生まれ。国学院大学哲学科中退。世界各地を放浪し、劇団員、業界紙記者などさまざまな職業を経て、’88年「ぼくと、ぼくらの夏」で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し、作家デビュー。’90年『風少女』(文春文庫)が直木賞候補に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

18
2001年12月8日読了。柚木草平シリーズ。自分はこの講談社文庫版を読みましたが、読メでは創元推理文庫版が圧倒。『既読登録は自分が読んだ出版社のものを』というマイルール破りの誘惑にかられます。 2001/12/08

ぶんぶん

14
【図書館】柚木草平シリーズ、純情な女子高校生がラブホテルで死んだ。 通りすがりの犯行にしては、いろいろ問題がある。 雑誌社の依頼によって柚木は動くが・・・二転三転する状況、たどり着いた容疑者には鉄壁のアリバイが。 草平のどうしても判らない高校生の実態とは。 最後の決着はモヤモヤが残る。 また新しい登場人物の新米編集者の小高直海のキャラが凄い、完全に草平を喰ってしまっている。 編集者だからまた出て来るよね。 2021/10/12

ちょく

2
読み漁り中の樋口作品、柚木草平シリーズ。導入は良かったが中だるみしていて、ラストは失速気味だった。タイトルの「わたし」は、最後の最後になるまで勘違いしていたので、マヌケな話だが「わたし」の正体に一番驚かされた。2014/06/29

石井直樹

0
文句なしに(読了した)現時点での柚木シリーズ最高傑作。冴子、直海ともに女性キャラが良く、謎も面白く、テンポも最高。特に新しくレギュラーに加わった直海が個人的にツボだった。2007/09/20

花鳥風月の森

0
途中はなんだかいろいろでてきて どうなるんだろうって思ってたんだけど 最後で「えっ!」ってなりました。結末が…残念です。2012/03/31

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