内容説明
旅先で気に入った土地があれば、長逗留する、すなわち「沈没」してしまおう。移動ばかりの旅では、見えないものが見えてきたりする。アジア・アフリカ・ヨーロッパ…世界を駆け巡る旅人・蔵前仁一が沈没で出会った愉快な人々、トホホな事件を大公開。
目次
第1章 勘定についてのあいまいな感情
第2章 旅行ジン、ヒトに会う
第3章 されどわが祖国、をめぐって
第4章 日本にいない日本人たち
第5章 それでも旅はやめられない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Risa
2
1998年のバックパックの体験本。 イラストが豊富で海外の世界を想像しやすく、読んでいて楽しい本だった。 今より海外旅行がきっと大変な時代で、こんなにも楽しそうに旅をしている様子が私も楽しくさせた。 私はいつかブータンかインドへ行ってみたい。2016/07/21
のっち
2
雑多な町、エネルギッシュな人、不思議な習慣…いろいろな出会いがあるから旅は面白い。2010/12/07
aya-panta
1
移動ばかりではない旅、これ、いいな。沈没までしなくてもいいから、1つの町に少なくても一週間くらい滞在して、スーパーや市場で買い物をしたり地元の人が行くレストラン(食堂?)でご飯食べて、その土地の雰囲気に浸って。普段の「旅行」とはちょっと違った風景が見えてくるような気がする。イラストのせいもあるのかもしれないけど、ゆったりとした空気が流れる旅行記で、ひったくりやぼったくりや強盗の体験あふれる本とは違う味わい。あ、でも蔵前さんもカメラとか盗まれていたか。2013/08/05
かたず
1
「君たちがどうやって旅しているのか知らないけど、俺なんか一匹狼だから...」2013/06/14
てぃま。
1
またどこかに「沈没」したくなる。人それぞれの旅行記があり、人それぞれの経験や体験があるけど、「わたしもそれ、ある!」という共通の体験が必ずある。そんな話も楽しい。2013/02/07