出版社内容情報
【内容紹介】
録音スタジオで、起きた密室殺人!
ROMMY(ロミー)とは何者だったのか?天才シンガーの死の謎に迫る
アンコールの大合唱に応えてROMMYがステージに上がると、スタジアムが揺れた。が、もうそんな情景を見ることはない。録音スタジオの仮眠室で彼女は息絶えていた。犯人はスタッフの中にいるのか!?時代を疾走して逝った、天才シンガーの隠された真実とは。歌野晶午がミステリー・フロンティアに挑む問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
64
ちょっと読みにくいかなって所はあったが面白かった。死体をバラス理由なんかも上手いなって感じ。2013/08/29
takaC
63
ROMMYはノベルス→文庫新装版→文庫初版(これ)の順で3回読んだけど色々な点で最初に読んだノベルスが決定版だと思う。2015/03/11
Yosshiy
37
面白いです…というか流石って言葉の方があってるかも♬前後する時系列や登場人物各々の目線からの構成等、非常に飽きる事なく最後まで熱中してしまいました。全ての謎が一つにつながった時は、悲しみとともに心もうたれました。2018/02/08
coco夏ko10角
32
天才シンガー・ROMMYについての一冊。今となっては…なテーマかもしれないけど、これが書かれたのが95って考えるとすごい。『ブードゥー・チャイルド』もそうだったな。2019/02/11
たか
32
歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ 』以降メジャーになったが、それ以前にも良作をたくさん世に出している。本書もその一つである。一つの事実とそれをひた隠しにする人間ドラマが美しく、そして悲しい。B評価2017/11/18