出版社内容情報
【内容紹介】
海を漂う幽霊船の謎に十津川警部が挑む!
魔の海で発見された大型クルーザーに乗っていた9人はどこに消えたのか
「魔の海」と恐れられる小笠原諸島沖合いの海域で行方を絶っていた大型クルーザーが発見された。船内には人数分の朝食が用意されたままで9人の乗組員は残らず消えていた。幽霊船の真相究明が始まると、発見者のヨットマンたちが次次と怪死をとげ、傍には血染めの召喚状が……。十津川が海の謎に挑む長編推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅木原
3
海上で発見された漂流中のクルーザーはマリー・セレスト号状態。それを発見したヨットのクルーが次々と殺されていく……という『消えたタンカー』に続く十津川海洋消失ものだけど、んんむ。マリー・セレスト号とそっくりな状況を設定して、あわよくばあっちまで一緒に解決しちゃおうという試みだけど、あえなく失敗。真相に近付くごとに、怪奇的な謎はどんどんしょっぱくなっていく。謎に解決が全く追いつけてなくて、それが真相だと言われましてもどう反応しろと、としか言いようがない犯人と動機に脱力。これぞまさしく竜頭蛇尾の見本ですの。2015/07/19
ふう
1
面白かったです。無理な展開を想像していましたが、そうでもなく一気に読み込みました。前半は特にその後の展開が見えず、その分楽しかったです!2013/10/20
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
1998年 5月15日 初版2015/03/21
あきさん
0
海難審判と殺人事件の解決とが平行で展開されていく様子は面白く読めました。途中で結末が読めたという方もいるようですが、自分としては想定外なものでした。2015/11/22
kanamori
0
☆☆☆2011/10/18